【ラジオNIKKEI賞】坂路混雑もイコピコいい子

[ 2009年7月2日 06:00 ]

 意図したものでなくてもイコピコは実戦的な調教になった。栗東は未明まで雨が降り、馬場が荒れないうちにと開門間もない坂路は混雑。そんな状況で巧みに進路を変えながら鋭く伸びてきた。4F52秒9~ラスト12秒2だ。西園師が満足げに話す。

 「最後までしっかりしていい動き。この馬場で52秒台なら十分でしょう。競馬みたいな調教になりましたが、気合が乗りすぎる心配もありません」
 巧みな立ち回りで白百合Sを快勝。武器が強烈な末脚だけではないことを証明した。57キロのトップハンデでも奮闘を期待する。
 「センスが良く、乗り手の言うことをよく聞く。57キロのハンデは少し見込まれましたが、何とか秋に向け、いいステップにしたい」
 レースが終われば夏を休養に充て、神戸新聞杯から菊花賞へという青写真に向けて好結果で締めたいところだ。

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2009年7月2日のニュース