シルクメビウス 出世街道一直線

[ 2009年7月2日 07:28 ]

 【ドキュメント・西から裏話=栗東1日】まだ強くなるムードが漂っている。坂田は6月のユニコーンSを制したシルクメビウスが相当、出世するのではないかと気になって仕方がなかった。同馬の調教を終えた服部助手に感触の良さを聞いてみた。「地面に張り付いたように走る感じ。はじけんばかりの勢い」。愛馬の能力の高さに舌を巻いた。「(前走は)強い内容でしたけど、行きたがる様子を見せて少し掛かっていた」と課題を挙げたが、期待の大きさは言うまでもない。

 出走予定の交流G1・ジャパンダートダービー(8日、大井)は2000メートル。「馬が下を気にせず落ち着いてくれれば、この距離でも」。ナイター特有の馬の前後にできる影を気にせず走れば、能力を十分に発揮できる。「底を見せていないからね」。力強いコメントに坂田は、うなずきながらノートにペンを走らせた。

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2009年7月2日のニュース