札幌記念にプレミアム導入 JRAサマーステージ実施

[ 2009年7月2日 15:03 ]

 中央競馬は宝塚記念が終了し、本格的な夏のシーズンに入った。今年は改装のため函館競馬は行われず札幌、福島、新潟、小倉の4競馬場でのローカル開催(阪神で一部開催)。これに合わせて、日本中央競馬会(JRA)が夏競馬を盛り上げるキャンペーン「JRAサマーステージ」(9月6日まで)をスタートさせている。

 「夏競馬、旅競馬」がキャッチフレーズ。期間中の目玉の一つは8月23日に札幌競馬場で行われる札幌記念(G2)でのJRAプレミアムの実施だ。通常の払戻金に売り上げの5%相当額を上乗せして払い戻すもので、昨年は対象外だった夏競馬での導入。ファンへの“遅めのボーナス支給”といったところだろう。
 サマー2000、同スプリントの両シリーズは5重賞競走を対象に競走馬の総合得点を争い、両シリーズの計10レースで騎手の総合得点を競うサマージョッキーズシリーズも実施。総合優勝馬、騎手を予想し、的中者に抽選で商品が当たる企画もある。
 また7月は5日の福島、26日の札幌、8月は2日の小倉、23日の新潟の各競馬場を入場無料の「フリーパスの日」とした。さらに小倉、札幌などでは「はくぼレース」も設定されている。
 JRAの土川健之理事長は「明るい話題を提供していくことがわれわれの使命。この夏も夢と感動を与えるような競馬をやっていきたい」と話す。ファンも一体となり競馬界が“熱い夏”に突入する。

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2009年7月2日のニュース