今田美桜 杏さんの演技にもらった元気「今度は自分が皆さんに届けたい」ドラマ「花咲舞が黙ってない」

[ 2024年4月6日 05:00 ]

ポーズを決める今田美桜(撮影・久冨木 修)
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 女優の今田美桜(27)が、主演ドラマ「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ、土曜後9・00)が13日にスタートするのを前に、本紙の取材に応じ意気込みを語った。2014、15年に杏(37)主演で放送された池井戸潤氏原作ドラマの9年ぶりの新シリーズ。バトンを引き継ぎ「憧れの役をやらせていただき、身が引き締まる思い」と力を込めた。

 企業内の不祥事や理不尽な習慣に立ち向かうメガバンク勤務の主人公・花咲舞を演じる。パンツスーツの行員姿で取材現場に現れ「銀行員の方に会ってお話しし、お札の束を開いて数えたり電卓を叩く練習をしています。難しい~」と役作りを明かした。

 かねて同作のファンで、不正に真っすぐ立ち向かい解決していく主人公の姿に励まされた。「私も杏さんの演技を見て日々勇気をもらっていた。舞ちゃんがいろいろな方に寄り添いながらも、悪事に立ち向かう姿が素敵だった。ちょうど私と同い年くらいなので凄いなと思っていましたね」と語る。

 これまで日本テレビドラマ「3年A組」(19年)のクラスの女子リーダー、TBS「トリリオンゲーム」(23年)のIT企業の社長令嬢など“気が強い女性”役で存在感を発揮してきた。今作でも先輩上司らにタンカを切るシーンが見どころの一つとなるが、今田自身とは真逆のイメージだという。

 「私は思ったことをズバっと言えるタイプじゃない。違うと思っても違うと言えない。むしろ舞ちゃんみたいな人を見ると“やめた方がいいんじゃない?”と思ってしまう性格」。だからこそ、ズバっと物申す舞は自分の憧れの姿でもある。「自分が元気をもらったように、今度は自分が皆さんに元気を届けられれば」と気合が入っている。

 今作終了後は、ヒロインを務める25年前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」の撮影準備に入る。「これまで主演の方が現場を引っ張っていく姿を見てきましたが、自分にはできない。皆さんに甘えながら自分なりにできれば」。着実にキャリアを積み上げる今田が国民的女優への道を歩んでいく。(吉澤 塁)

 ▽花咲舞が黙ってない 大手銀行の窓口係から臨店班に異動した花咲舞が、出世コースから外れた中堅社員の相馬健とのコンビで、銀行内のさまざまなトラブルを解決していく物語。相馬役は山本耕史(47)が演じる。ほかにエリート行員役で菊地凛子(43)が出演する。

 ◇今田 美桜(いまだ・みお)1997年(平9)3月5日生まれ、福岡県出身の27歳。13年にモデルとして芸能活動をスタート。15年に女優デビューした。21年の映画「東京リベンジャーズ」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。22年には日本テレビ「悪女(わる)」でドラマ初主演。1メートル57。血液型A。

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