「ふてほど」最終回ミュージカルは総出演“寛容音頭”84歳マスターも&山本耕史は布袋ギター!ネット反響

[ 2024年4月6日 07:00 ]

金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」最終回(第10話)。最後のミュージカルシーンはキャスト総出演の“寛容音頭”。栗田一也(山本耕史・左)とマスター(沼田爆)(C)TBS
Photo By 提供写真

 俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めたTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)は3月29日、15分拡大で最終回(第10話)を迎え、完結した。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けたヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の宮藤氏&阿部&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与えた。

 毎回、昭和と令和のギャップなどを小ネタにして爆笑を誘いながら、「多様性」「働き方改革」「セクハラ」「既読スルー」「ルッキズム」「不倫」「分類」、そして最終回は「寛容」と社会的なテーマをミュージカルシーンに昇華。コンプライアンス社会に一石を投じる宮藤氏の意欲的な筆が冴え渡り、インターネット上で大反響。1月クール最大の話題作となった。

 最終回は「アップデートしなきゃダメですか?」。タイムマシンの運行も残り1往復。小川市郎(阿部サダヲ)は犬島渚(仲里依紗)を連れ、ついに昭和に戻った。しかし、令和に馴染んだ市郎の内面は変化し、アップデート。昭和マインド全開の中学校の在り様に疑問を持ちつつ、自分たちの未来に思いを巡らし…という展開。

 “ラストミュージカル”は主要キャスト総出演。昭和の歌手グループ「クレイジーキャッツ」風の音頭となった。

 令和のマスター役を演じた84歳の俳優・沼田爆も参加。EBSテレビのプロデューサー、リスクマネジメント部長・栗田一也役を演じた俳優の山本耕史は“布袋寅泰モデル”のギターを演奏。「ポイズン」という歌詞が登場した。

 ギタリスト・布袋寅泰本人は3月29日朝、自身のSNSを更新し「山本耕史!ギターを不適切に鳴らせ!」と激励。代表曲の1つに「POISON」がある。山本は布袋のファンで、親交がある。今年1月、NHK「あさイチ」に出演した際には、布袋が選んだという私物のギターを演奏した。

 SNS上には「ミュージカルに参加している令和のマスターがかわいすぎる」「山本耕史さん、もしや私物?」「時代を飛び越えたオールスターズのミュージカル、泣いちゃう」などの声。最後も反響を呼んだ。オンエア後は“ふてほどロス”が広がっている。

 ■「不適切にもほどがある!」ミュージカルナンバー
 第1話「話し合いまSHOW」
 第2話「おれの働き方!」「同調圧力」「よっつのわがまま」
 第3話「セクシャル・ハラスメント・No.1」「Everybody Somebody's Daughter」
 第4話「落ち着いて 小川さん」
 第5話「Daddy's Suit」
 第6話「17歳」
 第7話「あなたは板東英二」
 第8話「三年目の四月バカ」
 第9話「決めつけないで」
 最終回「寛容になりましょう!」

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年4月6日のニュース