NHK、26年大河ドラマは「豊臣兄弟!」 主演は仲野太賀「光栄」 3年ぶり戦国 秀吉の弟・秀長を描く

[ 2024年3月12日 15:00 ]

2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」に主演することが発表された仲野太賀
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 NHKは12日、2026年に放送される大河ドラマ第65作の制作・主演発表会見を行い、主演を俳優・仲野太賀(31)が務めると発表した。タイトルは「豊臣兄弟!」。脚本は20年度後期の連続テレビ小説「おちょやん」などを手掛けた八津弘幸氏が務め、強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描く。

 物語は、23年「どうする家康」以来3年ぶりの戦国時代が舞台。豊臣秀吉が1591年に天下統一を果たすまでの軌跡を描く。

 仲野が演じるのは、主人公・豊臣秀長。秀長は秀吉の3歳下の弟で、天下一の補佐役。「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」と言わしめた人物を中心に、戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメントだ。仲野は会見で「こんなに光栄なことはない」と喜びいっぱいに語った。

 物語は、豊臣兄弟の天下統一までの軌跡を描く下剋上サクセスストーリー。目の前に立ちはだかるハードミッションを絶妙のコンビネーションで次々とクリアしていく兄弟は、やがて兄とともに、万民が笑って暮らせる太平の世を作るという夢を抱き始め…。戦国乱世を舞台に、熱い兄弟が夢と希望を胸に突っ走る。

 脚本は、連続テレビ小説「おちょやん」「1942年のプレイボール」「家康、江戸を建てる」「アイドル」「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」「家政夫のミタゾノ」などを手掛けた八津弘幸氏が担当する。八津氏は初の大河脚本。「いつかは大河を目指したいです」と語っていただけに、夢が実現した形となった。

 制作にあたって制作統括の松川博敬プロデューサ―は「天下人・豊臣秀吉の一代記である『太閤記』。この日本史上最も有名なサクセスストーリーを“兄弟の絆“というテーマで令和の時代によみがえらせます」と胸を張り、主演の仲野について「等身大の人物を泥臭くエネルギッシュに演じ、見る者の心を鷲づかみにする唯一無二の若手俳優」と称賛。また、「1963年『花の生涯』に始まった大河ドラマの歴史は、今作で64年目を迎えます。私にとって(そして多くの大人たちにとって)幼少のころに出会った大河ドラマは、歴史に興味を持つきっかけになってきたのではないでしょうか。この企画を考えるにあたり、未来を担う子どもたちにとってそんな“歴史への興味の扉”としての大河ドラマの役割を強く意識しました」とし、「小学生でも楽しめる、歴史初心者にもわかりやすい、家族みんなでご覧いただける大型娯楽時代劇をお届けしたいと切に願っています」と思いを込めた。

 ◆仲野太賀(なかの・たいが)1993年2月7日、東京都阿佐ヶ谷出身。父は俳優の中野英雄。2006年俳優デビュー。近年の出演作はドラマでは「あのコの夢を見たんです。」「コントが始まる」「#家族募集します」「初恋の悪魔」「ジャパニーズ・スタイル」「いちばんすきな花」など。映画では「泣く子はいねぇが」「すばらしき世界」「あの頃。」「ゆとりですがなにかインターナショナル」「笑いのカイブツ」「熱のあとに」など。第45回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、第76回毎日映画コンクール男優助演賞、第64回ブルーリボン賞助演男優賞などを受賞。NHKでは「拾われた男」で主演の松戸諭を演じて話題に。大河ドラマは「風林火山」「天地人」「江~姫たちの戦国」「八重の桜」「いだてん」に出演。4月から放送の連続テレビ小説「虎に翼」で佐田優三役を演じる。

 【最近10年の大河ドラマ主演】
2025年「べらぼう」 横浜流星
2024年「光る君へ」 吉高由里子
2023年「どうする家康」 嵐の松本潤
2022年「鎌倉殿の13人」 小栗旬
2021年「青天を衝け」 吉沢亮
2020年「麒麟がくる」 長谷川博己
2019年「いだてん」 中村勘九郎・阿部サダヲ
2018年「西郷どん」 鈴木亮平
2017年「おんな城主 直虎」 柴咲コウ
2016年「真田丸」 堺雅人

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