宝塚音楽学校卒業式、110期生39人が巣立つ 首席・田良結芽さん「歌声でお客様を幸せな気分に」

[ 2024年3月1日 13:57 ]

宝塚音楽学校を卒業した110期生の39人
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 未来の“タカラジェンヌ”を育成する宝塚音楽学校110期生39人の卒業式が1日、兵庫県宝塚市の同校で行われた。

 コロナ禍の22年4月に17・3倍の狭き門を突破して入学した39人。2年間の歌やダンスなどのレッスンを経て、卒業式を迎えた。中止となっていた校歌、仰げば尊しなど卒業生らによる歌唱は4年ぶりに復活。また、下級生から卒業生へのブーケ贈呈は5年ぶりに復活した。

 卒業生代表で首席で卒業する田良結芽さんは答辞で講師や先輩、後輩に感謝の気持ちを述べた。式典後の会見で「憧れ続けた宝塚の舞台に彩りを添えられるような娘役になりたいです」と決意表明。「歌うことが大好きなので、歌声でお客様を幸せな気分にできるように頑張ります」と語り、「憧れの方は音くり寿さん」と目を輝かせた。

 次席の工藤すず奈さんは「舞台でのパフォーマンス、凜(りん)としたたたずまい、男役として洗練された身のこなしなどに憧れている」と5月に退団する花組男役トップスターの柚香光への憧れを語り、得意のダンスを生かして「お客様を包み込めるような温かみのある男役になりたい」と活躍を誓った。

 山本ゆりさんは「夜空に輝く星々のように、どこにいても輝ける存在になりたい。男役から娘役までできるように」と幅広い活躍を誓い、「圧倒的なダンス力、歌唱力で、笑顔がとても魅力的」と星組の男役トップ・礼真琴や、元宝塚男役の和希そらを目指す。

 中村心花さんは「太陽のようにエネルギーあふれる踊りができるように」と目標を掲げ、「礼真琴さんのようにキレがあり、エネルギー溢れる踊りが踊れるようになりたい」と憧れの人を追いかける。

 110期生はこの日午後、宝塚歌劇団に入団。3月30日に宝塚大劇場で開幕する月組公演「Eternal Voice(消え残る想い)」で初舞台を踏む。

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