元競輪女王・高木真備さん　アフレコ初挑戦　「自転車のように試行錯誤しながらだった」

アフレコに初挑戦した高木真備(c)RINKAI　League　Committee

　元ガールズケイリン選手で21年にガールズグランプリを制した高木真備さん（29）が女子競輪を題材にしたアニメ「リンカイ！」（TOKYO　MX、BSフジ、4月9日放送開始）で声優を務めることになり1日、都内スタジオでアフレコに臨んだ。

　アフレコ初挑戦の高木さんは「前日はワクワク、ドキドキの緊張感があった。台本の持ち方や距離などから教えていただいた。声に注目されることはなかったので、やってみると驚きも多かったし、プロの声優さんの凄さに鳥肌がたった。自転車に初めて乗った時のように試行錯誤しながらうまい、下手は別として楽しめた」と充実した表情で話した。

　競馬ではアニメ「ウマ娘」が大ヒット。若者をはじめ、競馬ファンが激増した。「リンカイ！」も前例のない女子競輪のアニメ。競輪を知ってもらうチャンスとして輪界からの期待も大きい。

　「選手同士で“競輪のアニメができたらいいね”と話したこともあった。見るのはもちろん、女の子が選手を目指すきっかけにもなればうれしい」と元トップレーサーとして願った。