コスプレイヤー・Zackey『HUNTER×HUNTER』モラウ=マッカーナーシ すべての要素が高水準!妥協なき姿勢で作り上げた極限の再現度【コスプレ図鑑】

[ 2024年3月1日 11:00 ]

Zackey 『HUNTER×HUNTER』モラウ=マッカーナーシのコスプレ写真を公開
Photo By スポニチ

 コスプレイヤーZackeyさんが『HUNTER×HUNTER』モラウ=マッカーナーシのコスプレ写真をSNSに公開した。多くの人の視線を独り占めする上質のコスプレに対し、フォロワーからも「ザッキーいつもクオリティーハンパない!」「モラウも完全に本物ですね!さすがザッキーさん!」「いつも素晴らしい!」「流石です」と絶賛する声が続々と届いている。 コスプレイヤー・兎兎太郎『HUNTER × HUNTER』クラピカ 細かい毛束感を忠実に再現した秀逸ウイッグで魅了

 Zackeyさんはモラウ=マッカーナーシのコスプレに対し、こだわりポイントをこう語った。

 「今回のキャラクターは衣装は購入のみですが…。衣装(ワイシャツ)の色合いを原作に近い色でやりたくて何店舗も回ったり通販サイトを見たりしてかなり苦労し、無駄に灰色のシャツが増えました。そしてようやく理想のシャツ色を見つけました。またネクタイは原作にはないペイズリー柄ですが、モラウさんならきっとさりげなく柄入ってそうだな(オシャレ)と思いコレにしました。

 ウイッグについて、私のするコスプレのほぼすべてのキャラに共通することですが、生え際があるということです。(特にオールバック)。2次元ぽくするために毛束を1束ずつ丁寧に自分で貼り付けています(既製のオールバックウイッグは私のやるキャラでは額の形が特殊過ぎて応用できないため)。

 今回は最初、前髪の立ち上げだけでしたが、色々な角度から見ると、それだけでは忠実な原作再現にならないと判断し、額からつむじまでの縦線もすべて毛束を1束ずつ貼り付けることにより、ボリューム感とナチュラル感を再現すことができました。

 あと意外と難しいのがサイズ感?比率?です。髪が長過ぎたり短すぎたりしないように少しずつカットし、全体のバランスをマネキンヘッドで確認するのですが、それだけではかぶった時に理想とは違っていたりすることが多いので自分でかぶって鏡や写真や動画などを撮って、色んな角度から見て整えることによって2次元を3次元に召喚させられる様に努めています。

 造型に関しては、今回の場合は付け鼻とあごです。知り合いに本職の特殊メークの方がおり、簡単なやり方を少し教えていただき作りました。ソファーなどのクッション材(ハンズ等で購入)をベースにし、少し大きめで形を作り、スポーツ用の伸縮性テープ(肌色)を継ぎ目が目立たないように表面に貼り、その上から液体ゴムで何層も少しづつ塗り付け肌感を出します(この時ゴムが乾いて縮むことを考慮しないと作り直しです)。

 乾いたら少しずつ削って滑らかな表面になるまで丁寧に重ねます(回数はその時によって異なりますが最低でも5回後は様子見です)。肌との接着面の継ぎ目がなるべく目立たなくすることも大事です。

 メークについて、私の場合は写真を撮った時にフラッシュやスポットライトでシャドウが光で飛ぶことを考慮し濃いめのメークをします。アイラインを描くペン(鉛筆みたいなやつ)で先ず下書きをしてそこから少しずつ筆でぼかしながらシワとハイライトを入れ顔に立体感を出していきます。

 付け鼻やあご(ひげや眉毛)等の顔に付けるものは下地を塗る前に伸縮性テープに両面テープを貼り肌側には伸縮性、付ける方には両面テープで顔に付けます(最初に付けないと取れやすくなるため)。

 私はスマホ(iPhone)のPhotoshopで加工しています。原作に寄せるための加工なので写真はただの素材という感じです。かなり元と違うこともありますが、そうならない様に筋トレやコスクオリティーが高くなる様に頑張ってはいますがなかなか難しいですね…。

 まずは継ぎ目や余分なところをぼかしたり消したりして、顔や体の形や大きさに違和感(キャラっぽくなる様に)があったら色々イジります。その後撮ってみて足りなかったシャドウやハイライトを更に足し。エフェクト(煙や火柱、光の線)等を別のアプリで足し、文字入れができるアプリで文字を入れ、更にPhotoshopアプリで全体がなじむ様に色々調節します(その時の自分のブーム等でかなりこの時の色合いは変わります)。加工は私にとってゲームに近いです、キャラに寄せるゲーム(時々笑いながらやってます)。

 アニメやキャラクターなどに関する「こだわり」について、私はゴツいキャラが大好きで、一般的には認知度や人気は多いキャラではないですが、作品にはいなくてはならない重要なキャラが多く、そして原作再現が大好きなので、いかに2次元を3次元に持って来て作品を実写や舞台の様にコスで再現できないか、と思ってます。そして好きなキャラの魅力をいかにカッコ良く素敵な写真としてデータをこの世に少しでも残せるかという感じです。

 でも1番大事なのは楽しいかどうかがすべてです、それが無くなると続きませんし質も上がりませんからね、何事も」

 衣装やウイッグ、造型などは鏡や動画を使って多角的な視点で「観察」しながら再現度をアップ。メークや加工においても一切の妥協を許さない。そんな中でも「楽しむこと」を一番重要視しているZackeyさん。質の高いコスプレを継続させる秘訣がそこにある。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年3月1日のニュース