小澤征良が明かした父・小澤征爾氏の最期 雪の朝「全く呼吸が乱れたり、苦しそうな様子もなく」

[ 2024年2月9日 23:15 ]

2010年8月、食道の全摘出手術を受けていたことを明らかにした指揮者の小澤征爾氏
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 世界的な指揮者の小澤征爾(おざわ・せいじ)さんが6日、心不全のため東京都内の自宅で死去した。88歳。旧満州生まれ。葬儀は近親者で行った。9日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜後9・54)では、娘でエッセイストの小澤征良(52)が大越健介キャスター(62)に寄せたメールの内容が伝えられた。

 大越キャスターが要約して伝えた小澤征良からのメールは以下の通り。

 「2月5日の夜は大雪で、いつもより遅くの時間まで大はしゃぎして、ガヤガヤワイワイ、父のベットの近くで笑ったり、喜んだりしていました。父は嬉しそうな顔で穏やかに目をつぶっていました。『アイラブユー』といつものように寝る前に手をさすったら、私の指をギュッと握り返してくれて、目をつぶっていても『分かっているよ』と合図してくれました。

 全く呼吸が乱れたり、苦しそうな様子もなく、そのまま寝ていった感じです。

 父は雪が好きだったから、そして雪が降るのは世界の浄化だから、本当に静かな朝を選んだんだなと思います。

 父は派手な形も嫌いだし、俺は無宗教、形が違うだけで全部の神様は同じだし、音楽をしてるときが一番神様に近くで祈ると思っていると何回か言っていたので、形式なしのフリースタイルで静かに送ってあげたいです。不義理をした皆さまには本当に申し訳ないです。ごめんなさい。父は絶対にずっといてくれる。私はそう思っています。これからも父がみんなの音楽の中にいられるよう、どうぞよろしくお願いします。心からの愛を込めて。征良」

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