RADWIMPS野田洋次郎 海外で感じる日本への憧れ「英語で歌うと日本語で歌え!!と言われる」

[ 2024年2月9日 15:45 ]

「RADWIMPS」の野田洋次郎
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 ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎(38)が9日、NHK総合「あさイチ」に出演し、世界ツアーを通じて感じる音楽のパワーについて語った。

 コロナ禍を経て、昨年、約3年ぶりの世界ツアーを行ったRADWIMPS。パリ、ロンドン、アジア各国などで約10万人を動員した。そのツアーを通じて驚いたのが、海外のファンが切望する日本文化との触れ合い。野田は「10年前くらいから海外でやり始めたんですが、その当時から沸々とあった日本文化への世界の興味とかがものすごいところに来てるなと思った」と実感した。

 大ヒット映画「君の名は」の劇中音楽をすべて担当したRADWIMPSは、全曲英語バージョンも制作。海外でも英語バージョンを披露していたが「いや、日本語でやってくれ、日本語で聞かせろ、という声がすごいんです」と現地の反応を語る。

 要望通り、日本語で歌うとパリやロンドン、アジア各国で日本語による大合唱が起きる。「みんな曲を通して日本語を勉強してくれているんです。去年もそれをすごく実感しました。コロナがあって3年経ってから海外に行ったんですけど、みんなの日本に対するあこがれとか、羨望とかもすごく募っていて。それがすごく誇らしい気持ちになれました」

 世界進出に関して、デビュー当初は「絵空事だった」という。しかし、14年に韓国から始めたアジアツアーが「ものすごい熱狂だった。そのときにヨーロッパやアメリカも行きたいとなりました」と振り返る。

 特に米ロサンゼルスには、幼稚園から小5くらいまで住んでいたこともあって思い入れもあった。

 昨年初めて、ロスで約6000人の会場をソールドアウトさせた。その時にMCで「通っていた小学校の名前を言ったんです。そしたら“私も行ってた!!”というお客さんが何人もいて、もうとてつもない気持ちになりました。音楽は本当に不思議なことを起こしてくれるな、と思いましたね」と感慨深そうに語った。

 海外でライブを行うことで音楽の力強さを実感し続けている。「言葉の壁やバリアーがどんどんなくなっていってる、光がたくさんあるなと思う」。世界中の人々と絆を深めるために、今年も中南米を皮切りに世界ツアーを行う予定だ。

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