チバユウスケさん、部室で青春をともに… 大学時代から放っていた異彩 丸くならず、突き詰めた音楽の道

[ 2023年12月6日 05:30 ]

チバユウスケさん(撮影2003年)

 【悼む】チバさんは明治学院大学時代の後輩で2年下。別々の音楽系サークルに所属していたが、部室は一緒だった。髪をパンク風に逆立てて、白いライダースジャケットが似合う長身。新入生の頃から入室してくると迫力があり目立った。間もなくミッシェル…を結成。1年生の頃は英パンクバンド「ダムド」の曲をカバーしまくる一方で、日本語のオリジナル曲も作っていた。

 交流のきっかけは目黒鹿鳴館での3サークル合同ライブ。打ち上げではビールを飲みまくっていた。冗談のような話も連発。バンド名の由来を聞くと、ダムドの名作「Machine Gun Etiquette」を「誰かが読み間違えたんで」と明かした。当時ライブ経験はほとんどなかったのに「日本武道館のステージには立ったことがある」とも。バンドではなく、幼少時のお稽古で通った「バイオリンの発表会で」と続けて笑わせた。ビールを飲み出したら止まらず、酒に酔ってのジョークなのか実話なのか分からなかったほど。その7年半後にプロデビュー。メンバー編成は変わっても音楽との向き合い方を変えずにいつもとがっていた。胸を張って推したい、母校の誇らしいミュージシャンだった。 (編集局次長・山崎 智彦)

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