佐藤みのり弁護士　ハトひき殺した容疑でタクシー運転手逮捕「10、20万円程度の罰金が科される可能性」

　佐藤みのり弁護士が6日、TBS「ひるおび！」（月～金曜前10・25）で、警視庁新宿署が5日までに鳥獣保護法違反の疑いで、東京都新宿区の路上で運転するタクシーでハト1羽をひいて殺したとして、東京都中野区のタクシー運転手の男（50）を逮捕したことについてコメントした。

　男は容疑を認めており「道路は人間のもので避けるのはハトの方だ」と供述している。逮捕容疑は11月13日、新宿区西新宿1丁目の路上で、カワラバト1羽をひいて殺した疑い。

　署によると、男は、停止線の先頭で信号待ちをしていた際、青信号に変わって急発進し、前方の直線道路上にいた数羽のハトに突っ込んだという。当時客は乗せていなかった。近くにいた通行人の女性が急発進するアクセル音を聞いて気付き、110番した。女性がタクシーを追いかけて容疑者に「ハトひきましたよね」と声をかけた際も「避けるのはハトの方だ」と話し、走り去ったという。周辺の防犯カメラやタクシーのドライブレコーダーの映像に当時の様子が写っていた。

　佐藤弁護士は、タクシー運転手について「職業運転手で一般ドライバーよりも高い倫理観が求められる。スピードを上げて故意にハトの群れに突っこんだことは悪質性が高い。（鳥獣保護法管理法違反で）処罰される可能性がある。10、20万円程度の罰金が科される可能性がある」とコメントした。