王将戦挑戦者決定L最終対局　藤井王将への挑戦者は菅井竜也八段　羽生九段と永瀬九段無念…　日程も決定

＜王将戦挑戦者リーグ＞王将の駒を手にポーズする菅井八段　（撮影・藤山　由理）
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　将棋の第73期ALSOK杯王将戦（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）挑戦者決定リーグの最終一斉対局が22日に行われ、菅井竜也八段が藤井聡太王将（21）＝8冠＝への挑戦権を手にした。

　対局前に挑戦権獲得圏内にいたのは４勝１敗の永瀬拓矢九段と菅井竜也八段に加え、４勝２敗で全６局を終えている羽生善治九段の計３人。まず菅井が115手で近藤を下し、プレーオフ以上を確定させた。この時点で、前年順位に基づいて可能性を残していた羽生のプレーオフ進出はなくなった。さらに午後7時前に162手で永瀬が佐々木に敗れたことで、リーグ戦を5勝1敗で制した菅井の挑戦権が確定した。

　藤井王将と菅井の過去対戦は13度で、対戦成績は藤井の9勝4敗。今年4月の叡王戦第4局では二度の千日手という大激戦の末、藤井が勝利し、防衛を果たしていた。

　また王将戦7番勝負の日程・開催場所は以下の通り発表された。

　第1局　2024年1月7、8日　栃木県大田原市・ホテル花月
　第2局　1月20、21日　佐賀県上峰町・大幸園
　第3局　1月27、28日　島根県大田市・さんべ荘
　第4局　2月7、8日　東京都立川市・オーベルジュ　ときと
　第5局　2月17、18日　大阪府高槻市　山水館
　第6局　3月9、10日　静岡県掛川市　掛川城二の丸茶室
　第7局　3月30、31日　東京都練馬区・白瀧呉服店