SMILE―UP. 被害を確認した35名に補償の連絡開始 独立した救済委員会が聞き取り、金額など判断

[ 2023年11月22日 17:57 ]

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 SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)は22日、被害補償特設サイトを更新し、被害者に対し補償内容の連絡を開始したと報告した。

 サイトでは「被害者救済委員会より本日、被害者救済委員会から性被害に関する事実確認等が終了した皆さまへ、補償内容のご連絡を開始した旨の連絡を受けましたので、お知らせします」と報告。

 「本日、被害者救済委員会より補償内容をご連絡する方は35名とのことですが、その氏名や具体的な補償内容等につきましては、プライバシーに関わることから、公表を差し控えさせていただきます」とした。

 補償が始まる経緯については「弊社は、本年8月29日付けの『外部専門家による再発防止特別チーム』からのご提言に従い、9月13日付けで、これまでに弊社との間で助言等の依頼関係を有しない、いずれも元裁判官の経歴をお持ちの弁護士3名によって組成される『被害者救済委員会』を設置いたしました。被害者救済委員会は、受付窓口を通じて寄せられた申告と被害申告をされた方からの直接の聞き取りを通じて、被害者各人の具体的な被害内容やその後の生活への影響などを確認した上で、被害の程度・被害の凄惨さと被害者に生じた様々な生活上の支障や後遺症などの個別具体的な事情を踏まえて、補償金額を提示します」と説明。

 被害の事実確認及び補償の実行は「被害者救済委員会の運営・判断は、完全に弊社からの独立性を維持した形で行われております。弊社は、被害者救済委員会のご判断に全面的に従うこととしており、被害者救済委員会からご連絡を受けられた方へ、その内容について合意の上で、速やかに補償金の支払いを行ってまいります」という。

 これまでの進捗(しんちょく)状況は「被害者救済委員会によると、11月20日時点で受付窓口に性被害に関する補償についてご連絡があった方は834名で、現在、被害者救済委員会にて順次、個別に聞き取り等が進められていると伺っております。今後、聞き取り等を終えられた方には、今後、順次補償金額の提示のご連絡がされることとなります」とした。

 補償に関しては「このような金銭による被害補償だけでなく、弊社では、外部専門家によって監修され、心療内科医・公認心理師による『心のケア相談室』をご用意しております。完全にプライバシーに配慮した形で、ご相談者中心の心のケアを行えるよう万全の配慮がなされております。ご相談を希望される方は、相談窓口よりお申し込みください」といい「被害を受けた方々へのお詫びと被害救済にはこれからも長い道のりが待ち構える中、弊社は今後も定期的に被害補償や再発防止策の進捗状況等をご報告し、皆さまのご理解を得る努力を全社一丸となって続けてまいります」と伝えた。

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