林家たい平 豪快な師匠・こん平さんの思い出「大宴会から歌いまくって、夜中の2時にお寿司屋さんへ…」

[ 2023年11月22日 14:54 ]

林家たい平
Photo By スポニチ

 落語家の林家たい平(58)が22日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。20年12月に死去した師匠の林家こん平さんについて語った。

 実母が死去した翌月に、こん平さんが77歳で他界した。「闘病が長かったので…特に言われたのは、とにかく焦るなと。落語を教えてくれるというよりも、人生の中で必ずお前が咲く時期があるから人と比べないで焦るんじゃないよと。焦らなければ、必ず咲く時期が来るからと。それしか言わなかったですね」としみじみ。

 寝る時以外はずっと一緒。かつて徹子の部屋に出演した際の映像が流れ、当時こん平さんは44歳ですでに孫がおり「芸人として若さを保つため、ほとんど家に帰らなかった」と豪快に笑う姿が映された。

 たい平は懐かしそうに眺めながら「毎日飲み歩くんです」と、元気だった頃のこん平さんの豪快な夜の過ごし方を明かした。

 「夜、浅草演芸ホールで9時に終わると、20人くらい若手がいるので全員引き連れて大宴会。12時に終わって、通りを渡った所のスナックで歌を歌いまくり。そうするとお腹が空くので、今度はお寿司屋さんに。夜中の2時に入るんです。親方が『あ、こん平だ…』という顔をしながら、黙ってまぐろ10貫を握ってのれんの奥に消えていくんです。そうするとうちの師匠が酔っぱらいながら『な!たい平、こうやって黙ってるだけでまぐろが10貫並ぶ!これが江戸っ子だ!』って言いまして。そんな江戸っ子ないんだろうなって。終わると、また振り出しで24時間やってるとんかつ屋さんに行くんです。それで8時を迎えて、なすの味噌炒め定食を食べて帰るという」と徹夜で朝を迎えていたと語った。

 「なんであんな元気な方が病気になったのか…もどかしかったでしょうね」という司会の黒柳徹子に、「最初の頃、僕が出ているテレビを見ていても、俺があそこにいなければいけないのになんで弟子のたい平がって思ったみたいです。なかなか受け入れられなかった時期があったようで」と回想。

 こん平さんは、2004年に入院し、長らく大喜利メンバーを務めた日本テレビ「笑点」を休演。たい平の代打出演が続いた。「5年くらい続いた後に師匠がたい平、面白くなったよって。元気な時は一切褒めてもらったことが記憶にないんですけど。師匠が倒れて、あの番組に出て5年くらいした時に『見てるよ!面白くなったね!』って。うまく喋れない中で言ってくれたのはすごく嬉しかった」と振り返った。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年11月22日のニュース