大沢たかお 「沈黙の艦隊」映画化目指し防衛省幹部らに自らプレゼン「菓子折を持ってあいさつに」

[ 2023年9月23日 15:41 ]

影響を受けた役者として挙げた大沢たかお
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 俳優の大沢たかお(55)が、22日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへSP」(後8・54)に出演し、29日公開の主演映画「沈黙の艦隊」(監督吉野耕平)でのプロデューサーとしての役割について語った。

 「同業さんいらっしゃい」と題した新企画で、大沢のほか玉木宏、江口洋介、笹野高史が出演。同作で共演する4人と、MC中居正広をまじえた5人でクロストークを繰り広げた。

 大沢は主演のほか、プロデューサーにも名を連ねている。「なんちゃってなんで、そんな頑張ってないんですけど、最初の時だけ何とか実現へ向けて頑張っていたんですけど」と言いつつも、自衛隊への撮影交渉の場にも自ら足を運んだという。

 同作はかわぐちかいじ氏原作で、1996年まで「週刊モーニング」で連載。原子力潜水艦の艦長・海江田四郎(大沢)が、乗員を伴って逃亡し、予測の付かない行動で世界を混乱に陥れる軍事サスペンス。これまでアニメ化はされたが、実写映画化は不可能と言われてきた。大沢も「そもそも国とか防衛省が協力してくれないとできない、というのが前提にあったので、そこがまず良しと言わないだろうというところから始まって。菓子折を持ってあいさつに行ったんですけど」と打ち明けた。

 最初のあいさつは、防衛省の庁舎前でスタッフと待ち合わせしたという。「もうドキドキして。スーツにネクタイなんかしちゃって、菓子折を両手に持って。担当の人が来て“こっちです”って。どんどんセキュリティーが厳しいところに入って行って。最後に行ったら、防衛省のお偉いさんが全員、並んでいて、それは緊張しましたね」と、緊迫の瞬間を振り返った。

 大沢もプレゼンを行った。「“実はこういう企画があって、この国の未来のために”とか…。よく分からないんですよ。適当なことを言って」と、緊張しながらも製作意図を熱弁したという。すると江口は「適当なことじゃないでしょ?」とツッコミを入れた。

 大沢の熱意を、防衛省サイドは好意的に受け取ってくれたという。「それが思いのほか、“おもしろいじゃない?”と言ってくれたところが最初でしたね」。フィクションながら、国防とは何かを問題提起している。大沢は「“主人公がすみません、ちょっとテロリストみたいな雰囲気なんですけど”って。最初は濁していたんですけど、有名な30年前の漫画なので、皆さん認識はしていたんです」と振り返っていた。

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