金子恵美氏 金融庁が損保ジャパン立ち入り「他の損保は手を引いていた…悪質で行政処分は厳重であるべき」

[ 2023年9月20日 10:27 ]

金子恵美氏
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 元衆院議員の金子恵美氏(45)が20日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。中古車販売大手ビッグモーター(東京)による自動車保険の保険金不正請求問題で、金融庁が19日、同社と損害保険ジャパンへの立ち入り検査を始めたことに言及した。

 事故車両の修理時に故意に車を傷つけ、保険金の過大請求を繰り返していたビッグモーターと、不正を認識しながら車両修理をあっせんする取引を再開した損保ジャパンの癒着の実態解明を急ぐ。

 損保ジャパンの親会社SOMPOホールディングス(HD)への立ち入り検査も視野に入れる。桜田謙悟会長兼グループ最高経営責任者(CEO)の監督責任にも焦点を当て、企業統治の問題を徹底的に解明する。保険契約者の利益を軽視するような問題があったと認めれば、業務改善命令など行政処分を出す。

 19日午前、複数の検査官が損保ジャパン本社(東京都新宿区)とビッグモーター多摩店(東京都多摩市)にそれぞれ立ち入った。多摩店は保険代理店業務を統括している。今後は検査官が両社に常駐し、検査は数カ月に及ぶ可能性がある。

 金子氏は「ビッグモーターの不正を認識した時点でほかの大手損保会社は手を引いていたにもかかわらず、損保ジャパンはむしろ主導的に突っこんでいった、取引を再開したというところは、先日に辞任した白川社長は経営判断ミスだと言ってましたけれども、それこそ、うまみのある契約だったんでしょう」と指摘。

 そのうえで「そういうことを考えると今回はかなり悪質である」とし、「行政処分というものは厳重な処分があってしかるべきだと、今回のケースは思いますよね」と自身の見解を述べた。

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