オーディション佳境の「IDOL3.0 PROJECT」 現場に活気 そのワケとは…

[ 2023年9月13日 14:51 ]

IDOL3.0 PROJECTの合宿参加者に贈られた合宿修了証書(提供写真)
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 秋元康氏の手掛ける「IDOL3.0 PROJECT」が約半年間の選考期間を経て来月7日、東京・渋谷で最終合格者が発表される。応募総数約1万人から現在は最終候補者27人まで絞り込まれている。

 その現場は「活気がある」と現場のスタッフは胸を張る。関係者の1人は、ファイナルステージに進んだ114人による合宿審査を経て候補者同士の結束が生まれたためと指摘する。「彼女たちは8グループに分かれて8月に6日間の合宿審査に臨みました。この時は歌とダンスの審査だったのですが、当然ながら初心者から経験者までみんなバラバラ。短期間でチームとしての特徴を出すためにとことん話し合っていた。あの合宿を経てグループごとの仲間意識が芽生えた」と指摘。その後、惜しくも落選した候補者の中には次の選考に進んだ合格者を応援するため審査会場に駆けつけたり、「運営スタッフになりたい」と申し出たりしている。こうした光景を目撃し「このプロジェクトのファン第一号はオーディションの応募者たちなのかもしれない」と胸を高鳴らせた。

 また、別の関係者は「参加者へのサポート体制」も影響しているとみる。合宿の参加者には合否に関係なくそれぞれに「合宿修了証書」とブロマイドを配布。今月9日の審査に進んだ45人(合格27人)にも1人1人に参加への感謝が示されたメッセージ入りの集合写真と花束が贈られた。その舞台裏について「スタッフはこれまでAKB48や乃木坂46など人気グループの育成に携わっており、かねて秋元先生から“ファンやメンバーだけでなく、オーディションに応募してくれた人たちを大切にしなさい”と言われてきた。その思いを現場で体現しています」と説明する。

 こうした熱量が影響してか市場も好反応を示す。プロジェクトの活動原資となるのは暗号資産NIDT(ニッポンアイドルトークン)で、発行時に1枚5円だったものが、13日には125円台になり、公募価格の25倍もの値を記録。これも「期待値の現れ」と関係者は受け止めている。
 プロジェクトは、今月末から投票選考を経てメンバーが決定。12月のデビューに向けて、オーディションに残ってる候補者は、惜しくも夢破れた応募者の後方支援も受けながら華やかなステージを目指していく。

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