「らんまん」神木隆之介が撮了初報告「寂しさも」「まだひとヤマ、ふたヤマ」“妻”浜辺美波に感謝「戦友」

[ 2023年9月13日 13:33 ]

<朝ドラバトンタッチセレモニー>らんまんの(右から)神木隆之介、浜辺美波からブギウキの趣里(左)にバトンが渡された (撮影・奥 調)
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 今月29日に本編最終回(第130話)を迎えるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の主演を務める俳優・神木隆之介(30)とヒロインを務める女優・浜辺美波(23)が13日、大阪放送局を訪れ、10月2日にスタートする次回作「ブギウギ」のヒロインを務める女優・趣里(32)と朝ドラ恒例のバトンタッチセレモニーを行った。

 「らんまん」は既にクランクアップしていたが、NHKからの発表がなく、この日、神木が初報告した。

 「撮影は先日終了しまして。残り2週ちょっとなんだなという寂しさもありつつ、皆さまの中に残る作品になったらいいなという思いが最終回が近づくにつれて凄く強くなっています」。進行の高瀬耕造アナウンサーが「最後までまだひとヤマ、ふたヤマありそうだなと思っています」と水を向けると「その通りでございます」とし、浜辺は「(放送終了後、視聴者に)寂しいと思っていただけるような物語になっていけばいいなと、毎日放送を楽しみに見ています」と語った。

 長丁場を乗り切るコツは「芝居の遊び心」。主人公・万太郎の図鑑作りを一緒に夢見て、大冒険を共にした妻・寿恵子役を好演した浜辺については「協力態勢じゃないと乗り越えられないシーンが多くて。役の環境や年齢、僕らは未体験のことも表現して、なおかつ説得力を持たせないといけない。1人だと理解できないことも、2人で相談し合って、こういう表現なら伝わりやすいんじゃないか。台詞1つ1つに関しても『こう言いたいんだけど』『それなら私はこういう言い方をしますね』とか。最初は(自分が)しっかりしなきゃという意識があったんですけど、戦友のような感覚に変わっていきました」と感謝した。

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。

 朝ドラ3作ぶりの視聴率19%超えをマークするなど、ドラマの人気を支えるのは「朝ドラ屈指の傑作」の呼び声も高い劇作家・長田育恵氏(46)の脚本。 丁寧に積み上げた人物描写や美しい台詞の数々、牧野博士の名言「雑草いう草はないき」の通り、光り輝く脇役たちと週タイトルの植物が絡み合う巧みなストーリー展開が視聴者を魅了。キャストの熱演、画面に映り込む花々など細部に行き届く品のある演出も相まって、派手さはなくとも支持を集めた。

 「ブギウギ」は映画「百円の恋」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した映画監督の足立紳氏が脚本。戦後の大スター。笠置シヅ子をモデルに、ヒロイン・花田鈴子の生涯を描く。

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