博多華丸・大吉 1度だけ出場したM-1で「めちゃくちゃウケた」ものの芸人「辞めようかな」…理由語る

[ 2023年8月28日 11:06 ]

(左から)博多華丸・大吉
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 お笑いコンビ「博多華丸・大吉」が、27日放送のTBS「日曜日の初耳学SP」(後9・00)にVTR出演。芸人を「辞めよう」と思った過去について語った。

 博多華丸・大吉は過去に1度だけ「M-1グランプリ」に出場したことがある。その出場回は中川家が優勝した第1回大会で、華丸は「(当時の出場資格が)芸歴10年以内で、僕ら11年目だったんで“(出場の)権利ない”と思ったら、吉本の社員から“関係ない、関係ない”って」と言われたと説明。大吉も「“全国で盛り上げるためにお前らも出ろ”って(言われて)、会社の人が“出ろ”って言うなら“出ます”って」と出場経緯を語った。

 出場すると、予選をとんとん拍子で勝ち進み、準決勝まで進出。大吉によると、準決勝は「当時、優勝候補の一角だった、ますだおかださんと、予選で旋風巻き起こした麒麟。その間が僕らだったんです。この3組だから“こんなもんどうにもならんだろう”って、当日ネタ作って珍しく時事ネタやったんです」と強者の2組に挟まれてネタを披露することから捨て身の作戦に出たという。華丸も「(サッカーの)日韓W杯の組み合わせ抽選があった日でイングランドが大阪に試合に来ると。当時、フーリガンが話題だったから“フーリガンが大阪で暴れ回ったら、づぼらやのフグ(看板)を蹴り飛ばすばい”って」とネタの一部を紹介した。

 その日、作った時事ネタで準決勝に挑んだ博多華丸・大吉は「めちゃくちゃウケたんです。びっくりするぐらいウケて」と2人で声をそろえ「ウケた」という。

 そして「血相変えた吉本の社員さんが僕らの楽屋に飛び込んで来て“多分、お前ら決勝に残る可能性が高いから、急遽泊まりにせい”って。居酒屋みたいなところで飲んでたんです。“俺たちの人生が今大きく変わろうとしているばい”って」と大吉が当時の気持ちを回想。ただ、2時間後ぐらいにその社員が半笑いで戻って来て「10年目ちゃうやん。11年やってるやん」と言ってきたそうで、そこで「アウトです」と失格になったと振り返った。

 華丸は「“もう終わった”って思いました。これが最大のチャンスでこれ以上はないし、やっぱ芸能界は運が大事なので“やっぱり運がない”って」と落胆したと回想。「30歳だったんです。その時31になる年。その当時って30歳が一つの区切りで“30歳までに結果を出す”って。親に“30まで頑張らしてくれ”と」と説得して芸人の道に進んだといい「だから、その時に運も理由でつまずいたので、あの時はちょっと(芸人)辞めようかなってありましたね」と芸人を続けるかどうか悩んだと明かした。

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