乃木坂46 新体制で初の“聖地”神宮 新センター井上和「誰かの頑張る理由になれるように」

[ 2023年8月29日 00:00 ]

乃木坂46「真夏の全国ツアー」の神宮公演に出演した(左から)賀喜遥香、井上和、遠藤さくら 
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 乃木坂46が28日、全国ツアーファイナル公演を東京・明治神宮球場で行った。2014年から始まったグループの夏の風物詩「真夏の全国ツアー」で、6年連続ライブを行うなどして親しまれてきた“聖地”。1、2期生が全員グループから離れ、3期以降のメンバーによる新体制で臨んだ初の神宮で、熱いステージを届けた。

 聖地での観客の声出し解禁は4年ぶり。球場を揺らす大歓声の中、メンバーが登場。最新曲「おひとりさま天国」でセンターの5期生、井上和(なぎ、18)が「神宮!最終日、盛り上がって行くぞ!」と力強く呼び掛けると、ファンは大盛り上がり。冒頭から「裸足でSummer」「ジコチューで行こう!」と人気曲を乱れ打った。

 昨年2月に加入した井上。力強い歌声と美貌で瞬く間に人気を集めてきた。今回は表題曲センターとして初めて全国7都市16公演を回るツアーをけん引した。神宮公演はグループとして初の4日間開催。重圧もあったのだろう。ここまでを振り返り「素直に“楽しかった”というよりも、安心感の方が強い。ここまで頑張れたぞ、と思います」と話す。時折言葉を詰まらせながらも、「もっと希望を与えられる人になりたいし、乃木坂46が誰かの頑張る理由になれるように頑張ります。これからもよろしくお願いします!」と涙ぐんだ。

 思いの丈を口にすると、井上は「まだまだ盛り上がっていけますか!?今日、おひとりさまの方はいますか!?」とあおり、センター曲「おひとりさま…」をパフォーマンス。460発の花火が夜空を彩り、感無量の表情を見せる。集まった3万8千人を前に全35曲を歌い踊り、最後は全てを出し切ったかのようなかすれ声で「16公演、たくさんの愛をありがとうございました!」と深く一礼。温かい声援に包まれ、ライブを結んだ。

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