「VIVANT」ハリポタ登場で分かった!3つの“超重大ワード” スネイプが意味する「ベキ」の真実は

[ 2023年8月28日 11:02 ]

日曜劇場「VIVANT」第7話。ノゴーン・ベキ(役所広司)の正体は…(C)TBS
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 俳優の堺雅人(49)が主演を務める今夏最大の話題作、TBS日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(日曜後9・00)は、27日に第7話が放送された。放送前、同局・福澤克雄監督が公式SNSを通じて「一番衝撃的な回になります」と宣言していた通りの展開を迎え、ネット上ではさらに“考察”が白熱している。

 <以下ネタバレ有り>

 第7話は、ブルーウォーカー・太田(飯沼愛)の協力で、テントのサーバーからある重要な情報を得ることに成功した乃木(堺雅人)たち。そんな中、乃木、黒須(松坂桃李)をはじめとする6人の“別班”精鋭部隊が、司令・櫻井(キムラ緑子)の下に集結した。目的は、テントの最終標的である日本での犯行を未然に防ぐこと。そこで乃木は別班メンバーに、テントのリーダー・ベキ(役所広司)が自身の父であり、元公安の警察官だったと打ち明ける。徐々にテントへと近付いていく乃木たち別班、そして、チンギス(Barslkhagva Batbold)と手を組み、乃木を徹底的にマークする野崎(阿部寛)たち公安。テントの真相を暴き、日本を守るのはどちらか…という展開。

 別班メンバーの紹介と任務の説明に始まり、二宮の役名とノゴーン・ベキの過去が判明。まさかの乃木のファーストキスから薫との甘酸っぱい一夜。そこから加速した物語は、野崎と乃木の機内での謎のやりとり、尾行突破、別班の「ヴォスタニア」襲撃。そしてついに「ヴォスタニア」になりすましてテントとの会合に潜入しノコル二宮と乃木が対峙。さらに加速したストーリーは乃木が黒須ら別班メンバーを銃撃、ベキの息子だと認めるノコル…。

 福澤監督の宣言通りの「衝撃回」。息する間もない54分。ネット上は放送終了後から感想と再考察で大盛り上がりというよりは大混乱が巻き起こった。

 その中でも、数多くのヒントが散りばめられていた。

 まず、突然の「ハリー・ポッター」登場のシーン。野崎は、入院中のジャミーンに、映画「ハリー・ポッター」シリーズのDVD全8巻をお見舞いとして贈呈した。野崎は「ハリポタ」について、「超好きだ」と説明した。

 実はこのシーンのずっと前、冒頭で、「ノゴーン・ベキ」について公安が報告する際、野崎は乃木卓が「ノゴーン・ベキと呼ばれるようになった」経緯について説明。その際、「ノゴーンは緑、ベキは魔術師という意味だ」と、野崎は解説している。

 そして物語の中盤、乃木が「テント」に潜入するためにバルカ共和国に入国する際、乃木は野崎に「この後、ホテルでスネイプ社との商談があるので、私はここで」と告げる。

 「スネイプ」とは、「ハリポタ」シリーズに登場するホグワーツ魔法魔術学校の「魔法薬学」教授、「セブルス・スネイプ」の名と同じ。実は、この「スネイプ」のワードから、「ノゴーン・ベキ」の正体を読み取ることが出来る可能性がある。

 「スネイプ」は、ハリポタの物語の中に登場するホグワーツの中の四寮の一つ「スリザリン」寮の寮監で、主人公ハリー・ポッターを目の敵にしている。

 この「スリザリン」、寮カラーは「緑」。そして「魔術師」。このことから、冒頭に登場した「ノゴーン・ベキ=緑の魔術師」とつながるのだ。

 「スネイプ」の正体は、闇の帝王「ヴォルデモート」の配下だったが造反し、アルバス・ダンブルドア率いる「不死鳥の騎士団」に加入。その後、ヴォルデモート復活後は再び死喰い人へスパイとして潜入しており、“Wスパイ”として任務を遂行していく様子が物語の中で描かれている。

 このことから、乃木が「スネイプ社へ…」と発言したのは、ハリポタファンである野崎への“メッセージ”なのではないか…という考察が上がった。

 ここで重大なのが、「スネイプ」が主人公ハリーを目の敵とする理由。スネイプは、ハリーの母・リリーと幼なじみで、スネイプが「生涯愛した相手」がリリーだったのだ。のちにリリーと結婚したジェームズとスネイプは対立関係にあった。だが、想い人・リリーが遺したハリーを、スネイプは命がけで守る。リリーへの「愛」を貫徹した人物なのだ。

 「VIVANT」も、第6話以降、「愛」がテーマとして描かれている。

 「愛を貫いたスネイプ」と、「愛を求める乃木」。そして「スネイプ」と「緑の魔術師=ノゴーン・ベキ」。また、「ハリー・ポッター」好きの野崎に向けた「スネイプ社」というメッセージ。この3点が、今後の展開を読み解くヒントになりそうだ。

 これらのワードに、視聴者からは「ハリポタやスネイプ社ってワードが出てきたけども、スネイプが伏線なら“愛のために生きて愛のために裏切る男”ということになりますが?」「私個人の見解ではスネイプは愛に生涯を捧げた人の解釈で何かしらあって欲しい」「スネイプ社発言→ハリーポッターDVD→緑の魔術師=スネイプ先生。ベキ=スネイプ先生。スネイプは裏切ったようにみせて味方だった…」「スネイプは愛のために生き、愛のために裏切り、愛のために死んだ男」「ベキ=別班?」「スネイプ社って口にしたことから、乃木が二重スパイやでって話かと思ったけど、ベキがホンマは善人やでって可能性もある……?“スネイプ社と”って言ってるし、“これから会う相手は一見悪者に見えて本質は味方なんだ”と伝えたかった?」「ベキがスネイプ先生。緑の魔術師。最後は乃木をかばって死ぬかもしれない」「このドラマの最終的な着地点は人を愛する事になりそう」と、さまざまな声が。

 「ハリポタ」をよく知る考察班の間では、「ベキ=実は味方説」の考察が多く飛び交った。

 また、ドラマの現場監督を務める同局の宮崎陽平氏は、自身のX(旧ツイッター)で「ハリーポッターはジャイさんも実は超好き」と、福澤監督が同作の大ファンであることを告白。「(俺も大好き!!!)」と、ハリポタファンであることを公言していることから、全ての言葉に意味がありそうだ。果たして、真実は。

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