【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第26話 道化を演じた“逆さ家康”ついに化けた神の君

[ 2023年7月16日 17:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「どうする家康」第26話大河絵 道化を演じた“逆さ家康”ついに化けた神の君
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は16日、第27話が放送される。

 先週の第26話は「ぶらり富士遊覧」。瀬名(有村架純)と松平信康(細田佳央太)の死から3年。織田・徳川両軍は甲斐へ攻め上り、ついに武田を滅ぼした。徳川家康(松本潤)は織田信長(岡田准一)を恨む様子もなく、従順に付き従う。本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)ら家臣の一部に不満が募る中、家康は甲斐から安土へ戻る信長を接待したいと提案。家臣団に於愛の方(広瀬アリス)茶屋四郎次郎(中村勘九郎)も加わり、贅を尽くした“富士遊覧の饗応”が始まるが、気まぐれな信長に振り回され…という展開だった。

 衝撃のラスト。「信長を殺す。わしは、天下を獲る」。そして映し出された「本能寺の変まで、あと46日。」の文字。

 早くもSNS上では戦国最大のミステリー「本能寺の変」(天正10年、1582年)の「家康黒幕説」「秀吉・家康の密約説」など、さまざまな考察が飛び交った。

 「え~び~すくい えびすくい~」「男なら せめてなりたや 織田家臣~」

 「天下布武 天下布武~」「上様の 天下めでたき 日本晴れ」

 富士遊覧では、忠臣たちの不信感もどこ吹く風。信長の前で媚びへつらい、笑顔はじける全力のえびすくいを披露するなど道化を演じ切って“大接待の旅”を大成功に導いた。しかし、湖に映し出された逆さ富士のように、家康の心の奥底には決して表に出さなかった真の目的が――。

 信長は言った。「化けおったな」

 最愛の妻と長男を亡くした悲劇から3年。白兎と言われた「弱虫・泣き虫・鼻垂れ」の家康の覚醒を石井さんが描く。


 昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。

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