小学生向け雑誌「ニコ☆プチ」が謝罪　付録漫画内容に一部の親から「やり過ぎ」「これは引く」怒りの声

ニコ☆プチ編集部公式ツイッター（@nicopuchi_info）から

　新潮社の小学生向けファッション雑誌「ニコ☆プチ」が4日までに公式サイトを更新。付録の漫画に過剰な性的表現が含まれていたことが物議を醸していることについてコメントした。

　問題となったのは6月22日に発売された「ニコ☆プチ」8月号。「別冊ふろく」として添付された小学館「ちゃお」との「スペシャルコラボコミック」内に掲載された、八神千歳「溺愛ロワイヤル」だ。

　小学生向けとしては過剰な性的描写があることなどについて、一部の親から「本気で怒り狂ってるのでまじでクレームいれるふざけんな」「ありえなさすぎない！？？おしゃれなお姉さんたちに憧れる子供がかわいくて買ってんねんこっち！！！なぜこれがOKでた！？」などとネット上で怒りの声が挙がった。

　これをめぐって、賛否両論が乱れ飛び「わぁー…これは引くわぁー…絶対買わない」「『まともな』母親なら小学生に読ませない」「ヤガミン先生大好きだけど小学生向けではないな」「「小学生の雑誌としては、これはちょっとやり過ぎでは？　校閲が必要と思うけど？」という意見や、「部分的に見たからでは？小学生向けだと言っても、読者の年齢の幅って6歳とかあるわけだし。昔からこういった需要はありますから」「こんな叩かれちゃうのか」「対象読者層が明確な以上は出版社側も線引きして欲しいとは思いますね、いまや漫画＝教育になり得る時代ですし。恋愛や性教育は現実と創作が曖昧になりがちで怖い」などという声もあった。

　編集部の公式サイトでは「『読者の年齢層にそぐわない内容が掲載されているのではないか』等のご指摘をいただきました」と指摘があったことを公表。

　「今回のふろく制作にあたり、編集部は昨年夏に発行された人気の高い少女まんがを選定いたしました。読者の方にコミックの楽しさを知っていただきたかったからです。しかし、内容の一部にご不快な思いをされた読者、保護者の方がいらっしゃったことを重く受け止めております。また、多くの方にご心配をおかけしてしまいました。申し訳ございません。今後、編集部はより一層注意深く、読者と向き合うように努力を重ねてまいります」とした。