「C-C-B」シングル集、メンバー名の漢字誤表記でレコード会社謝罪　元メンバー、ファンの訴え届く

「C-C-B」（ユニバーサルミュージック公式サイトから）

　ユニバーサルミュージックは3日、「Romanticが止まらない」などのヒット曲で知られるバンド「C-C-B」の「THE　SINGLE　COLLECTION」のブックレットに誤表記があったとして謝罪。公式サイトにお詫びを掲載した。

　サイトには「6月28日に発売しました『C-C-B　THE　SINGLE　COLLECTION』のブックレットに誤表記がございました。深くお詫び申し上げます」と記載。希望者には交換対応するとし、交換方法を案内している。「今後、このような事態が発生しないよう細心の注意を払い再発防止につとめてまいります。何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます」とした。

　誤記載箇所は「ブックレット内のメンバー名誤表記」。

　これをめぐっては、元メンバーでギターの関口誠人が6月30日に自身のツイッターで、「シングルコレクション。メンバーの名前の漢字が間違っている。あり得ん。レコード会社は、『C-C-B出せば多少売れますよ』『あ、そうじゃついでに出しとけば？シングル集めときゃ少しはイケるだろ』ってなゆるい会議があったんだろうと容易に想像した。亡き人の名誉の問題だ」と訴え、ファンからも同様の声が挙がっていた。

　その後も「オレの発言なんか影響力ないから後は執念深くやるよ。製品のクレジットでアーティストの名前の漢字間違えんなよ、って。自分の事じゃないからいいじゃん、或いは、当人死んでんだからいいんじゃね？と先方考えてると受け止めていいのかな？」と憤りをつづっていた。

　ユニバーサルミュージックの発表を受け、関口は「声届きました！間違っていたら謝ってほしい、ただそれだけが願いだったので僕は満足しています。C-C-Bのファンの皆さん、そして生前の渡辺英樹のファンの皆さん、これで納得じゃダメですか？」と記し、2015年に55歳で死去した元メンバーでベーシスト・渡辺英樹さんの名前に誤りがあったことを明かした。