高嶋ちさ子 母の死去で父の言動に懸念「多少のうそをついても今は訂正する人がいないんですよ」

[ 2023年6月16日 19:19 ]

高嶋ちさ子
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 バイオリニストの高嶋ちさ子(54)が、16日放送のテレビ朝日系「ザワつく!金曜日」(金曜後6・50)に出演し、両親への孝行にまつわるエピソードを語った。

 18日は父の日。父への孝行について聞かれると、高嶋は「“孝行したい時に親はなし”という言葉があって、お嫁に行く時に母から紙に(その言葉を)書いて渡された」と振り返った。「親孝行しろと恩着せがましいぐらい言われていて、親孝行し尽くしたんだけど、母はもう亡くなっちゃって。だから残っているお父さんに親孝行しようと思って、お父さんが“徹子の部屋に出たい”というから頼み込んで出させてもらって」とぶっちゃけた。高嶋は父で音楽ディレクター高嶋弘之氏(89)とともに、5月2日放送の「徹子の部屋SP」に出演した。

 先日、出演の反省会をしたという。「自分の話したいことの3割も話せなかった」と話す父に、高嶋は「“ちさ子のおかげで(出られて)親孝行だな、お前は”って気持ちになるでしょう?って言ったら、“はあ?”って豆鉄砲食らった顔をして。言った言葉が、“きっかけはお前がくれた。けど、生かしたのは俺だ”って」と返されたことを明かし、笑わせた。

 90歳を目前にしても、弘之氏は元気かつ冗舌で、時にバラエティー番組に出てはそのアグレッシブな言動が話題になる。そんな中で、高嶋には懸念点が一つあるという。「今までは多少うそをついても母から“あんた何言ってるのよ!?”って(注意されていた)」。しかし、母が亡くなり、「多少のうそをついても今は訂正する人がいないんですよ。過去の塗り替えを始めてるんですよ」と困り顔を浮かべた。

 高嶋の姉はダウン症で、母が生前、面倒を見ていたという。そんな中、弘之氏にダウン症にまつわる講演会の依頼が。高嶋は「正直、育ててないじゃん?だって、お母さんが育てたでしょう?」と指摘したが、弘之氏は「俺もそれなりに…」といった調子だったという。

 さらに弘之氏は、高嶋からの指摘を講演会で使う気満々だった様子。「(講演会の)オープニングのトークで、俺はちゃんと言う。“お父さん、引き受けたの?”と娘のちさ子に言われました。“お父さんは育ててないでしょう?って言え”って言われました。これでつかみはOKだなって」。上手だった父に高嶋は「並みの89歳じゃない」と脱帽。MCの「サバンナ」高橋茂雄も「つかみの感覚があるってすごいですよね」と、驚きを隠せなかった。

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