森永卓郎氏 現在の世界経済動向に「リーマンショック前夜」「戦争終結と共にもっとひどいことが…」

[ 2022年3月14日 18:07 ]

経済アナリストの森永卓郎氏
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 独協大教授で経済アナリストの森永卓郎氏(64)が14日、パーソナリティーを務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に出演。現在と今後の「世界経済」について話した。

 森永氏は、「実は皆さんの多くがこのウクライナの戦争が終われば、世界経済は再び力強い成長軌道に戻ると思っていらっしゃると思うんですけど…ところがですね、私はそうじゃないと。戦争終結と共にもっとひどいことが起こるんじゃないかって思っているんです」との見方を示した。

 続けて「それは何でかっていうと2008年9月。今から14年前、リーマンショックっていうのが起きました。そのリーマンショックの少し前、半年から一年前くらいのときっていうのが、今と瓜二つなんです」「つまり今の世界が置かれている状況は、リーマンショック前夜なんですね」と語った。

 さらに、「例えばニュースで政府が輸入小麦を売り渡す価格を17パーセント引き上げるって発表したんですけどこの価格が過去二番目の高さになるって新聞には出てるんです」と話し、「じゃあ過去最高はいつだったかというと、2008年10月からの半年間なんですね。直近6ヶ月の輸入価格をもとに売り渡し価格を決めるので、一番高かったのはその半年前。つまりリーマンショックの前が一番高くて、今が二番目に高いということなんです」と説明した。

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2022年3月14日のニュース