たみー「大変苦しい3カ月でした」弁護士立て抗議…VTuberフェス審査誤集計 奏みみ「頭が真っ白」も

[ 2022年3月14日 23:00 ]

VTuberFesJapan公式ツイッター(@VTuberFes_jp)より

 バーチャルアーティスト達による国内最大級フェス「VTuber Fes Japan」が14日、公式ツイッターを更新。昨年12月に行われた「出ようぜ!V Tuber Fesステージ出演オーディション2022」で獲得ポイント数の誤集計があったことを認め、謝罪した。

 フェスへの出場権をかけたオーディションでは、一度は発表された順位に影響が出た。当初、1位は奏みみ、2位はたみーと発表されていた。しかし、ファンや出場者から集計の誤りを指摘する声が挙がり、たみーが代理人弁護士らと協議の上、運営に説明を求めたところ、誤集計を認めた。再集計の結果、1位はたみーと確定した。

 運営側は「生放送後の調査では順位変動なしとお伝えしておりましたが、誤っておりました。たみーさんとファンの皆様の集計に関するご連絡に対し早期に正しく対応できなかった事、企業として不誠実な発表、対応をしてしまったことを、深く反省しております」とし、「再集計後の結果につきまして、当事者のお二方へ速やかにご報告させていただき、誤集計の原因及び再調査の経緯のご説明と謝罪をさせていただきました。クリエイターの活躍の場を作るイベントが、このような事態に至ったことは全面的に弊社の責任であり、皆様の信頼を裏切る結果となりましたことを心よりお詫びいたします」とした。

 誤集計が起きた原因として「生放送当日、手作業での集計とリソース不足により集計ミスが発生」「再集計の結果、順位変動があることが発覚したが、生放送時に既に順位発表していたため、現場判断で順位変更しないことを決定し、その旨を発表した」「順位変動があるという事実が社内で正しく伝わっておらず、適正な判断に至るまで時間を要した」の3点を挙げ、今後は自動集計システムの導入、管理体制の見直すとした。2人にステージ出演を提案し、またクリエイターを応援することができる有料の「ギフト」を投じていた視聴者に対してはニコニコポイントの返還対応するとした。

 この発表を受け、両者がYouTubeで思いを告白。奏みみは「すごくモヤモヤした気持ちで過ごしていました。ツイートの中には、事実と異なったことを書いている人もいて、悲しい気持ちになりました。今回、運営さんから順位変動を告げられたときは、正直驚いたし頭が真っ白になりました。でも、今回の結果に関しては、皆で駆け抜けたものなので『恥ずかしいもの』とかは思って欲しくないと思っています。『V Tuber Fes』には私も出演しますので、このイベントが素敵なものになるように、最高のパフォーマンスを届けたいと思っています。これからもよろしくお願いします」と、視聴者に語りかけた。

 たみーは「苦しいなかで、応援してくれる皆の言葉がなかったら、最後まで話し合いが続けられなかったと思います。正直、大変苦しい3カ月でした」といい、騒動の経緯を説明。概要欄でも「拡散いただけると嬉しいです。今回、意図せず被害者になった事、それに声をあげたら、加害者扱いでファンも私も誹謗中傷にさらされまくった事。同じことが二度とないようにという思いは、ドワンゴさんにだけではないです」と、自身の思いを語った。最後は「奏みみさんと一緒にステージに出られることになって、すごく嬉しいよ。すごい人と同じステージに出れるんだから、やっぱり嬉しい」と、話していた。

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2022年3月14日のニュース