綾戸智恵 昨年2月に体調不良となり以降は休養 今夏は声が出ないアクシデントも復活「歌っていこうと」

[ 2021年12月9日 15:54 ]

綾戸智恵
Photo By スポニチ

 ジャズシンガーの綾戸智恵(64)が9日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。去年の2月から活動を休止していたことを明かした。

 司会の黒柳徹子(88)から「去年の2月に体の具合が悪くてコンサートを中止したんですって」と振られると、綾戸は「そうなんですよ。ちょうど仕事が終わってから帰って来て、なんかおかしいと思って2日ぐらい後から全身じんましん出たんですよ。原因不明の」と告白した。

 「血液検査しても何も出なくて。で私、ちょっと(アレルギーが)出るものがあるですよ。エビとか、カキとかね。何にも食べてないんですよ。なんだろうって言ってる間に(コンサートを)キャンセルしたらコロナになったんです。だから、ずるずるずるっと仕事を休みましたね。そっから。丸1年半」と続けた。

 今年1月には認知症だった母・ユヅルさんが94歳で他界したのを自宅で見守ったが、黒柳から「それだからこそお母さまのことゆっくりできた」と問われると、綾戸は「そうなんです。亡くなったのが土曜日でしたから。(普段なら)家にいない確率95%ですね。だから私の腕の中ですーっと逝って。あの瞬間に母の魂を受け継いだという実感がありましたね。映画のようなワンシーンでしたね」としみじみと語った。

 また今年夏には声が突然出なくなったこともあったとした。「2回目なんですよね。(のどを)使って痛いんではなく、急にアッアッアッアッ(と声が出なく)となったんですよ」と説明。声は「全然出なかったです」としたが「1カ月ぐらいから出だして。何かの反応でしょうね」。病院でも「声帯が荒れているわけでもポリープでもないと言われて」と結局原因は分からなかった。

 黒柳から「歌手なのに声が出ないって言うのは辛かったでしょうね」と言われると、綾戸は「普段から大声出し過ぎてんのかなと思ったり。うるさい、黙れ、言われたんかなと思ったり」と笑って見せた。黒柳から「それにしても約1年半、何にもできなかったって言うのは辛いですよね」と振られると、「そうですね。できなくなることがいいことでもあったでしょ。それでこうコロナを(自粛期間を乗り越えて)というやり方でもあったので、複雑な気持ちではありましたね」と振り返った。

 今回の放送では約1年10カ月ぶりに歌と演奏を披露。「His Eye Is On The Sparrow」などを力強く歌いあげると、「昨日まで歌ってたんだということを思い出しました」としみじみと話した。今後は「聞いてくれはる方がいる限り、歌っていこうという」と決意を語った。

続きを表示

2021年12月9日のニュース