岸井ゆきの&高橋一生 来年1月NHKよるドラ「恋せぬふたり」W主演 恋もセックスもしない同居生活

[ 2021年10月25日 12:08 ]

NHKよるドラ「恋せぬふたり」にダブル主演する岸井ゆきのと高橋一生
Photo By 提供写真

 女優の岸井ゆきの(29)と俳優の高橋一生(40)がダブル主演を務めるNHKよるドラ「恋せぬふたり」(来年1月10日スタート、月曜後10・45、全8回)が制作されることが25日、発表された。恋愛を前提にしたコミュニケーションに馴染めない2人が、恋人でも夫婦でも家族でもない新たな関係を築いていく“ラブではないコメディー”と銘打つ異色作。恋もセックスもしない2人の同居生活の行方は!?

 テーマは「アロマンティック・アセクシュアル」。アロマンティックとは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。アセクシュアルとは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人を「アロマンティック・アセクシュアル」と呼ぶ。

 昨年10月期のテレビ東京「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」などで知られる吉田恵里香氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。恋愛もセックスも分からずとまどってきた女性に訪れた、恋愛もセックスもしたくない男性との出会いを描く。20代のスーパーマーケット社員・咲子(岸井)はある日、会社の後輩が企画した“恋する〇〇”キャンペーン商品を見に店舗を訪れた際、40代の店員・高橋(高橋)から「恋しない人間もいる」と言われ、ハッとする。咲子は結婚を急かす母親のいる実家を出て親友とのルームシェアを計画するが、その親友が元カレとヨリを戻したことでドタキャン。心が折れそうになった咲子は、インターネット上で「アロマンティック・アセクシュアル」という言葉と出会う。

 ▼岸井ゆきの 私が演じる咲子は、恋愛のことが分からなくて、それを分かっているのが当然の周りの人たちとの関係に馴染め、とまどいながら生きています。でも人は好きだし、ひとりは寂しい、恋愛抜きで家族を作ろうと頑張ります。人は誰にも分かりっこないと思っている人もみんな、本当は自分のことを分かってほしいと思います。性格が違う、価値観が違う、それでも同じ社会で生きてます。その中でこんな生き方もあるのだと感じていただければ幸いです。

 ▼高橋一生 生活や仕事。日常にいつからか『あたりまえ』にあったものや考えが、誰かにとっては『あたりまえ』ではなかったとしたら。何かと世の中進むのが早くて、あたりまえではないものを『そういうこともある』として、じっくり理解を深めていくことが難しくなってきました。誰かにとってのあたりまえが、別の誰かにとっては当てはまらず、理解しにくいことなのかもしれません。今回参加させていただく作品を機に、あらためて自分の『あたりまえ』を見つめ直してみたいと思います。

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2021年10月25日のニュース