市川海老蔵 長女・市川ぼたんの“連ドラデビュー”に「“崖から突き落とす”というか教育の一環」

[ 2021年10月23日 13:31 ]

市川海老蔵
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 歌舞伎俳優・市川海老蔵(43)が23日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)にゲスト出演。長女で舞踊家の市川ぼたん(10)が連続ドラマに初出演していることについて思いを語った。

 ぼたんは放送中の日本テレビドラマ「二月の勝者―絶対合格の教室―」(土曜後10・00)で連続ドラマに初出演。柳楽優弥(31)が演じる主人公のカリスマ塾講師が、児童全員を志望校合格へと導く学園ドラマで児童役として出演している。

 今回の出演について「女優さんといったら、まだおこがましいんですけど、われわれの世界は麗禾、もしくは市川ぼたんは私の芝居の中で出る場合は倅(せがれ)もそうですけど、舞台も用意されていて、みんなが付き添って、いろいろ手伝いして、みんなで舞台を作っていく、お膳立てされているわけです。それは、歌舞伎の世襲の中では重要な経験値です。彼女はその道と共に、女優の道ももちろんあると思うので、オーディションもあったんで、『連獅子』でいう“崖から突き落とす”というか、『今回は1人でやってみなさい』と。やっぱり、歌舞伎の世界だとみんなフォローするんで、それはありがたい、いいことなんですが、そうじゃないものを感じなさい、ある意味、教育の一環として挑ませていると思う」と経緯を明かした。

 「彼女もそれに対して、かなり面食らっていて、『パパと一緒にいる時の仕事とは違うね!』『大変だ』と。チラホラ聞くので、良かったなと」とも。「もう撮影は何回かやっていますので、彼女の中で今までのと違うと。舞台の場合はギリギリでもちゃんとできるように、きちっとフォローしてる。テレビの場合だと待ち時間がある。NGも出る。何十回もやるわけですよね。そういうこととか。私が信長を演じた時に、広瀬すずさんの幼少期を演じたんです。私と一緒の番組なので、そういうことがないわけですよ」と父が一緒の時とは違う環境に戸惑いもあったというが、「最初は苦しんでました。ですけど、子どもって言うのは順応性がある。親は甘やかしちゃいけないなと」としみじみ。「厳しい環境に投げてやる。そうすると、彼女は今、耐えて、今楽しくなってきてるみたいです。『行きたい!』って気持ちになっている。一時『行けない!』って言ってたけど、それも乗り越えた。そこは『行けない』って時は『行くのやめようね!』って親が言っちゃいけない。『知らない知らない、お前が決めたんだから、やり切れよ!』っていうと、順応してくるのが人間の能力。彼女は育成中」とした。

 一方、勸玄くん(8)についても「どういうお仕事いただけるかわからないですけど、崖から落とすことを考えないといけない」とも。17年に亡くなった妻・小林麻央さん(享年34)が健在でもそういう判断をしたか?との質問には「僕はそういう教育方法です」と言い切った。

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2021年10月23日のニュース