春風亭昇太 柳家小三治さん訃報に驚き「落語会にとって大きな存在…大事な宝を失ったような」

[ 2021年10月10日 18:39 ]

春風亭昇太
Photo By スポニチ

 落語家で人間国宝の柳家小三治(本名・郡山剛蔵)さんが7日に死去したことを受け、落語芸術協会の春風亭昇太会長(61)が10日、追悼のコメントを寄せた。

 小三治さんは7日午後8時、心不全のため東京都内の自宅で亡くなった。最後の高座は2日、府中の森芸術劇場での「猫の皿」で、落語協会によると「亡くなる当日まで次の高座を楽しみにしておりましたので、突然のことでした」という。

 昇太会長は「柳家小三治師匠の訃報に接し非常に驚いています。最後の高座が10月2日と伺い、あまりにも急なことで御家族の皆さまのお気持ちを思うと言葉になりません」と衝撃を受けた様子。そして「落語協会会長を長く務められ、また人間国宝として落語会にとって大きな存在であった小三治師匠が亡くなったことは大事な宝を失ったような気がしますが、御一門の皆さんの変わらぬ努力で小三治師匠の落語に対する思いを継承していただけるものと確信しております」と続けた。

 「若き日に小三治師匠と番組をご一緒させていただき、よく声をかけていただきました。最近はお仕事をご一緒させていただく機会が無くお会いすることも少なくなっていましたが、あの頃の想い出と小三治師匠の素晴らしい業績を讃えながら、ご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月10日のニュース