テレ東幹部 「モヤさま」再び深夜へ枠移動の狙い「原点に戻ろうと」ゴールデンでの制約にも言及

[ 2021年9月30日 16:08 ]

「さまぁ~ず」の大竹一樹(左)、三村マサカズ
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 テレビ東京は30日、オンラインで定例会見を行い、10月改編で「モヤモヤさまぁ~ず2」を土曜午後11時に枠移動する狙いについてあらためて言及した。

 現在、「モヤさま」が放送している日曜午後9時の枠には、新番組「~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z」が編成される。かつて同枠で放送していたオーディション番組「ASAYAN」の系譜を受け継ぐ新番組となる。

 同局の斎藤勇編成局長は「『Dreamer Z』を日曜21時に編成した理由はやはり『ASAYAN』イメージが強い」としながらも「今は大きなテレビで親子で見るように、視聴が回帰しているので、これは若い世代から三世代で見てもらう番組なので、日曜21時がふさわしいと編成した」とこの時間での「Dreamer Z」の編成理由を明かした。

 そのうえで「モヤさま」について、斎藤編成局長は「『モヤさま』は14年半ずっと放送している。ゴールデンで放送が始まったのが2010年なんですが、『モヤさま』は非常にコアなファンに支えられて、ここまで放送してきた」としたうえで「ゴールデンタイムの放送となると、場所選びがいわゆるメジャーな場所、皆さんが知っている場所に行かざるを得ないという制約を出てくる。今回は、原点に戻りまして、当初深夜で放送していたニッチな街、マイナーとは言わないが、モヤさまらしい、さまぁ~ずさんらしい街のご紹介、原点に戻ろうと土曜の夜ということにさせていただいた」とその狙いを説明。「コアなモヤさまファンの方には『いいぞ、あの、モヤさまが戻ってきたか』という感じで、より一層楽しんでもらえるのではと思う」と期待を寄せた。

 さまぁ~ずの脱力系街ブラ番組となる「モヤさま」は2007年4月に金曜深夜1時枠でスタートし、今年で15年目。その後も枠移動を繰り返し、2010年4月に日曜午後7時のゴールデン帯に昇格。ゴールデン昇格後も同6時30分、同9時と移動し、今回で7度目の引っ越しとなる。

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