中瀬ゆかり氏 「ゴルゴ13」さいとう・たかをさん追悼「紳士で、すごく素敵でした」

[ 2021年9月30日 16:13 ]

さいとう・たかをさん
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 新潮社出版部部長の中瀬ゆかり氏(57)が29日、木曜コメンテーターを務めるニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に生出演。今月24日にすい臓がんで亡くなった漫画家さいとう・たかをさん(享年84)を追悼した。

 世界を股に掛ける凄腕スナイパーを描いた「ゴルゴ13」で知られるさいとう・たかをさんは、漫画制作に分業体制を持ち込んだ先駆者。スタッフと編集部が思いを受け継ぎ、1968年から続く「ゴルゴ13」は今後も雑誌連載を続ける。

 「凄いですね。みんなで分業して『さいとうプロ』としてやっていたので、亡くなられた後も連載が続くという奇跡」と中瀬氏。さいとうさんとの交流について、「本当に良いかたで…実はマッサージ屋さんが一緒だったんですよ。お年を召したマッサージ師のところに通っていたんですけど大体、私が行った後に先生が来たり、先生の後に私だったりして、いつもすれ違う感じで挨拶をして、とても紳士で…」と振り返りつつ、「やっぱり肩凝ったり、体が疲れてたんだなと思って、結構な頻度で会いましたね。すごく素敵でした」と回顧した。

 「ゴルゴ13」は今月6日、202巻が発売となった。「ゴルゴ13」が生み出した数々の名言に触れつつ、「ゴルゴの語録も凄いじゃないですか。この機会にもう1回、読み直したくなります。ご冥福をお祈りいたします」としのんだ。

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2021年9月30日のニュース