話題沸騰中!!尾上松緑 “毒舌”オンライントークが人気「松竹の幹部に怒られない程度に面白いトークを」

[ 2021年6月19日 05:00 ]

オンライントークイベント「紀尾井町家話」が1周年を迎えた尾上松緑
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 歌舞伎俳優の尾上松緑(46)がコロナ下で始めたオンライントークイベント「紀尾井町家話」が1周年を迎え、スポニチ本紙などのインタビューに応じた。松緑の真面目なイメージとは裏腹な“毒舌”も話題。「失言は政治家の先生たちにお任せして、自分は失言がないようにこれからも楽しんでやっていきたい」と話した。

 昨年6月、新型コロナウイルスの影響で劇場公演がストップしたことをきっかけにスタート。松緑がホスト役を務め、毎回歌舞伎俳優らゲストを呼び、時事ネタや歌舞伎界の話題などをざっくばらんに語り合う。

 「自分はあくまで役者なので舞台優先」と言いながらも、評判は上々なだけに「でもコロナが収まっても続けていきたい」と意欲。毎回、酒を飲みながらトークをするのが売り。その勢いで「アンジャッシュ」渡部建(48)の不倫騒動を話題にしたり、大先輩・中村芝翫(55)の不倫をいじったりとやりたい放題。ある時は、有効なコロナ対策を示せずにいる都政をバッサリ。「松竹の幹部に怒られない程度に面白いトークをしていければ」と話した。

 松緑は、かつて尾上辰之助を名乗り、市川新之助(43、現市川海老蔵)、尾上菊之助(43)と“平成の三之助”として人気を集めた。12歳の時に父の初代尾上辰之助が死去。大名跡を守るため歌舞伎を中心に活動したことから、海老蔵、菊之助と比べドラマや映画への出演が少なかった。それ故、世間では「強面(こわもて)で寡黙な歌舞伎役者」というイメージがあった。

 「元々おしゃべりで、楽屋とかではよく話す方なんです」と松緑。オンライントークには自宅から出演するため、時には4匹の愛犬も配信に“乱入”。オフの一面も見どころの一つになっている。

 19日の午後8時からは、松本幸四郎(48)と片岡愛之助(49)をゲストに招いて1周年記念配信を行う。(吉澤 塁)

◆尾上 松緑(おのえ・しょうろく)1975年(昭50)2月5日生まれ、東京都出身の46歳。80年に国立劇場「八重桐廓噺」で初お目見え。81年に尾上左近を襲名し初舞台。91年に尾上辰之助を襲名。00年にNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」で徳川家光役で主演。01年に元宝塚歌劇団の珠希かほと結婚、後に離婚。02年に尾上松緑を襲名。屋号は音羽屋。六世藤間勘右衞門として舞踊の藤間流勘右衛門派の家元も務める。

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