全編英語でキムタク新境地 来年世界同時放送&配信の海外制作ドラマに初参加

[ 2021年6月16日 05:00 ]

ドラマ「THE SWARM」に出演する木村拓哉
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 俳優の木村拓哉(48)が大型国際ドラマ「THE SWARM(ザ・スウォーム)」に出演する。海外制作ドラマへの参加は初めて。同名の世界的ベストセラーが原作で、深海に潜む知的生物と人類の戦いを描くSFサスペンス。科学者グループの創設者役で「原作の世界観の完成度が高く参加できることを大変うれしく思います。頂いた役柄を大切に演じたい」と意気込んでいる。来年、世界同時放送・配信を目指しており、日本では動画配信サービス「Hulu」での公開を予定している。

 ドイツ、フランス、イタリア、スイスなど欧州各国の主要放送局と「Hulu」によるビッグプロジェクト。日本でも大ヒットした米ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のフランク・ドルジャー・プロデューサーが制作総指揮を務めることも決まり期待は高まる。

 キャストはドイツや米国など10カ国以上から集まり、セリフは全編英語。木村は1999年ごろ、香港映画「2046」への出演決定をきっかけに独学で英語の学習を開始。その成果は、2009年公開のフランス映画「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」でも披露している。

 撮影は今月から9月にかけてイタリアで行われる予定で、木村は7月に渡航し参加する。新型コロナウイルス下での海外撮影に向け「日本だけでなく世界がまだこのような時世ですので、細心の注意を払って現場に赴きたい」と気を引き締めた。

 今回の出演は「強く権威ある雰囲気と際立った知性を同時に表現でき、役にうってつけ」と制作サイドからの熱烈オファーで決定。ドルジャー・プロデューサーは「日本最大のスターの一人と仕事ができることを本当に楽しみにしています」と期待を語っている。

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