桐山清澄九段 現役最年長棋士が74歳の来期も現役確定 竜王戦残留決定戦で上村五段に勝利

[ 2021年5月14日 20:51 ]

上村亘五段(右)に勝利し、現役続行を決めた桐山清澄九段(提供・日本将棋連盟)
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 現役最年長棋士の桐山清澄九段(73)が14日、大阪・関西将棋会館で第34期竜王戦5組残留決定戦に臨み、上村亘五段(34)に141手で勝利した。負ければ引退の将棋に勝利した桐山は、74歳で迎える来期の現役続行を決めた。

 「悔いの残らないように指そうと思った。お互い1分将棋だったのではっきり読み切るのは難しかった」。大ベテランでも、終盤は駒を指す指先が震える緊張の一局だった。

 振り駒で先手になった桐山が選んだ戦型は三間飛車。初手でいきなり飛車を振り、積極的に攻撃態勢を整えた。

 先に飛車を成り、側面と縦からは銀を打ち込んで上村玉に迫った。86手目からは両者1分将棋。即断即決を迫られる1分将棋は一般的に若手に有利だが、73歳が有利な形勢を譲る局面は最後までなかった。

 桐山は大阪府高槻市在住で棋王1期、棋聖3期を獲得した。名人挑戦権を争うA級順位戦14期、王将リーグには3期参戦した。豊島将之竜王(31)=叡王との2冠=の師匠としても知られ、通算勝利はこの日の1勝で996勝と「特別将棋栄誉賞」が授与される大台まであと4勝。1483勝の羽生善治九段(50)を1位とする歴代の勝数記録では10位にランキングされる。

 「のめり込むというか、他のことが考えられない勝負ができるのは幸せ。勝負を続けたい気持ちは強い」

 規定により、竜王戦のみ出場資格がある桐山が来期、さらに現役続行を決めるには5組から4組へ昇級する必要がある。トーナメント戦となる5組ランキング戦、そこで負ければ転戦する昇級者決定戦。いずれも勝ち抜くには4勝が求められる。歴代10人目の1000勝を見据えた2022年シーズンへ74歳が挑む。

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