橋下徹氏 公道回避の大阪の聖火リレーに持論「やるべきだって言ってほしかった」

[ 2021年4月10日 13:24 ]

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が10日、読売テレビの「今田耕司のネタバレMTG」(土曜前11・55)に出演。新型コロナウイルスの感染が急拡大している大阪府では、13、14日の東京五輪の聖火リレーは公道ではなく、吹田市の万博記念公園内を一般観客を入れずに走る形で実施することになったことについて、私見を述べた。

 橋下氏は「大阪で緊急事態宣言が解除された後に、『まん延防止等重点措置』っていうのを吉村(洋文知事)さんが国に要請して、それでこれから『不要不急の外出は控えてください』というふうになりますから、そういうことを言っておいて、こういう屋外イベントを開催するのはどうなのかって、吉村さんが思ったらしいんですが」と解説。続けて「僕も個人的な付き合いがあるので、吉村さんが言ったことには従いたいんですけど、この部分に関しては(大阪市長の)松井(一郎)さんと吉村さんに、『いや、これは(公道で)聖火リレーやるべきだ』って言ってほしかったですよ」と強調した。

 その理由として「吉村さんも松井さんも今回のコロナの問題と言うのはかなりち密に分析していて、飛沫(ひまつ)感染が一番感染拡大する要因であって、単に人が集まるだけでは感染は広がらないって、そういう考え方なんですよ」と説明。そのため吉村知事も松井市長も昨年の感染拡大の際には百貨店の昼の営業などは止めていなかったとし、「『マスク外してみんなで大声でしゃべっているときにうつるもんだから』と。満員電車にしても普通の仕事にしても経済活動はなるべく止めないようにしようというのが、松井さんと吉村さんの考えだった。それをあえて貫いて、『いや、聖火リレーは飛沫感染関係ないんだから』と」して欲しかったと繰り返した。

 橋下氏は「今、ものすごい人が集まることがダメだ、ダメだって、今、人の流れがこんなに増えてるとかやってますけど、実はそこから感染が拡大してるっていう証拠もなくて。やっぱり飛沫感染。アルコールを伴う飲食とかでの会話なんですよね」と力説した。

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2021年4月10日のニュース