キートン山田 「まる子ちゃん」最後の収録「平常心で臨んだんですけど…」

[ 2021年3月22日 14:56 ]

 フジテレビの国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」のナレーションなどで知られる声優のキートン山田(75)が22日、同局「ノンストップ!」(月~金曜前9・50)にVTR出演。最後のナレーション収録が終わったあとの心境を語った。

 キートンは、28日の放送をもって、1990年の初回から31年間担当してきた「ちびまる子ちゃん」のナレーションを卒業。番組では、最後のレコーディングをするキートンの姿に密着した。

 キートンは「平常心で臨んだんですけど、マイクの前に立って『これが最後だな』と思うと気持ちが動いた。いつもと違うなと自分で感じながらやった。一生懸命平常心でやろうと自分に言い聞かせながらやるなんてない」と、これまでと違った収録時の心境を明かした。

 「声の変化を感じていたか」という質問には、「今のところは頑張ればなんとかなる」と答えた一方で「でもここから2、3年考えたときに絶対落ちてくる」とも。「自分が最初に分かるし、そこが1番苦しいところ。自分の声が出ないっていう回数が増えてくると自然と考えちゃいますよね」と最高の仕事ができる今、卒業を決意したことを告白。「今後の目標、いっぱいあるけど一言で言うと、人生後半へ続く、ってことですかね」と、同アニメのおなじみのナレーションを交えながら語った。

 まる子の声を務めるTARAKO(60)もVTR出演。キートンの卒業について「この日が来ないといいなと思っていました。二人で話させてもらったときに、隙あらば引き留めようと思ったが、隙が無かった。意思が固かったので、あきらめました」と語り、卒業を惜しんだ。

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2021年3月22日のニュース