【紅白リハ】石川さゆり 「天城越え」で「鬼滅」音楽担当とコラボ 「みんなで鬼退治するんだという思い」

[ 2020年12月29日 17:20 ]

<第71回NHK紅白歌合戦リハーサル>取材に応じた石川さゆり
Photo By 提供写真

 大みそかの「第71回NHK紅白歌合戦」(後7・30)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKで行われ、最多43回目の出場となる演歌歌手の石川さゆり(62)が取材に応じた。

 石川は紅白で12回目となる「天城越え」を歌唱。社会現象になったアニメ「鬼滅の刃」の音楽担当・椎名豪氏(46)とのコラボレーションになる。

 石川は「紅白71回目ということで、私も毎年出場させていただいてうれしく歌い納めを紅白でできることが幸せ。今年は誰1人こんな日が続くと思っていなかった。こんな時こそエンタメ歌で楽しんでいただけるか。今回は『天城越え』です」とアピール。「今年のテーマは紅白チームの皆さんと、日本、世界で大変な状況を乗り越えなきゃいけない、来年はいい年にするぞという歌を歌たわなきゃねと話していて、今年は『鬼滅の刃』というアニメがあって、決して流行にくっ付くということではなく、日本人が鬼滅に心打たれたのはみんなで鬼退治をするんだという思いなんだろうなと。鬼滅の音楽作った椎名豪さんと一緒に悪いもの、コロナをやっつけて、21年に超えていこうじゃないか。そんな音楽を作ろうと『天城越え』を作りました」と思いを明かした。

 初の無観客での開催となる紅白。「無観客は初めて。今回はコンサート、全て中止になり、先月にアコースティックで(集客)50%でやったが皆さんドキドキしながら来てくれるの感じて…」と告白。「それでも歌を楽しみたいという思いが伝わって共有できた。今回は無観客。ホールに客がいないが、(テレビの)向こうには紅白を待ってくださってる方がいる。故郷に帰えれず、旅行に行かず、家にいる方も多いんじゃないか。その皆さんに歌をお届けできれば」と語った。

 来年の抱負を聞かれ、石川は「鬼退治をして来年はいい年を迎えるぞ。今は我慢の時」と力を込め、「紅白を楽しんでください」と呼びかけた。

続きを表示

2020年12月29日のニュース