藤井聡太2冠、長沼洋八段と対局 勝てば杉本昌隆八段との3度目「師弟対決」

[ 2020年12月3日 14:12 ]

大阪市の関西将棋会館で行われている第6期叡王戦段位別予選2回戦で長沼洋八段(左)と対戦している藤井聡太2冠(提供・日本将棋連盟)
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 将棋の藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=が3日、大阪市の関西将棋会館で午後2時に始まった第6期叡王戦の初戦となる段位別予選2回戦で長沼洋八段(55)と対戦している。

 両者は初手合い。藤井は新たに今期の主催社となることが10月末に発表された不二家の提供するおやつの缶を左手に持ちながら対局場入りした。振り駒で先手となった長沼が初手で角道を開け、藤井は飛車先の歩を突いた。段位別予選の持ち時間はチェスクロック使用で各1時間となっており、使い切ると一手60秒未満。本日夕の決着が見込まれる。

 藤井が勝てば、午前10時から行われた同じ2回戦で畠山鎮八段(51)を破った杉本昌隆八段(52)と、午後7時から準決勝で対戦する。実現すれば3度目の師弟対決となるが、過去2度はいずれも藤井が勝っている。

 叡王戦は8つあるタイトル戦の1つで全棋士に参加資格がある。予選、本戦を勝ち抜いた挑戦者がタイトルホルダーの豊島将之叡王(30)=竜王と2冠=と五番勝負を行うことになる。

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