勝田吉彰教授 高齢者らへのGoTo自粛呼びかけに「政治的なゴチャゴチャの妥協の産物」

[ 2020年12月2日 14:52 ]

読売テレビ社屋
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 関西福祉大学の勝田吉彰教授(渡航医学)が2日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。小池百合子東京都知事と菅偉義首相が1日に首相官邸で会談し、国の観光支援策「Go To トラベル」の東京発着の旅行について、65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人を対象に利用自粛を呼び掛けることで合意したことについてコメントした。

 期間は今月17日まで。政府は高齢者らが旅行を解約する場合、キャンセル無料とする方針を固め、2日にも詳細を発表する。小池氏は会談終了後、首相との会談に当たっては高齢者らの利用停止を含む案を示し、自粛要請で決着したと明らかにした。

 勝田教授は「この決定自体が私たちの意見よりも政治的なゴチャゴチャの妥協の産物というものが優先された」と指摘。そして「確かに65歳以上の高齢者と基礎疾患を持つ人のリスクは高いということは、はっきりとしたデータで出ています。ただ、そこのところをうまく利用されて政治的な妥協産物のところに入れ込まれてしまっている気がする。全世代を止めるのがいいに決まっています」と自らの考えを述べた。

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2020年12月2日のニュース