【アウフグース日本選手権】鏡を割った絶望から1年…MADA YAMADA!!が夫婦で世界目指す

[ 2026年4月27日 12:00 ]

近畿予選を勝ち抜きアウフグース日本選手権出場を決めた選手たち。(前列左から)団体1位のAyaとKumi、個人1位のMADA YAMADA!!、2位のネパドルなみきんぐ、(後列左から)団体2位のトンカミの3人、個人3位の素面のいいだ(C)日本サウナ・スパ協会
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 “サウナの甲子園”ともいえる舞台が今年もやってくる。全国トップクラスのアウフギーサーたちが集う第5回アウフグース日本選手権(6月3日から6日、スカイスパYOKOHAMA)の出場メンバーが出そろった。個人17枠、団体13枠の精鋭が世界大会を目指して決戦に臨む。

 最後の全国切符をかけた近畿大会は、4月19日と20日、東大阪の花園温泉 sauna kukkaで開催された。個人、団体合わせて16組が熱演を披露した会場は、関西のノリのいい観客の歓声と熱気に包まれた。

 並み居る強豪を抑え、近畿予選を個人1位で勝ち抜いたのは、MADA YAMADA!!(朝日温泉)。結果発表の瞬間、安堵の表情を見せ、「素直にホッとしました」と喜びを口にした。

 今回の予選には特別な思いがあった。団体部門1位で予選突破したKumiは、公私ともに支え合う最愛の妻だ。夫婦揃っての日本選手権出場について、「妻とは1年以上前からショーアウフグースについてたくさん練習、勉強して支え合ってきました。自分の生活、人生を通じて、とても必要な大切な存在なので、一緒に行けることが素直にうれしいです」と声を弾ませる。

 MADA YAMADA!!の雪辱のステージだった。25年大会予選、演技中に鏡を割ってしまうというトラブルに見舞われ、そのまま敗退した。「敗退してから1年間、より練習に励み、仲間に助けてもらってここまで来ることができました。支えてくれた方々に少しでも恩返しができるよう、精いっぱい頑張りたい。そして…今回は何も割らないように努めます(笑)」と決意を語った。

■【団体1位】「自分たちの想いを伝えたい」Kumi&Ayaが2人で描く世界への夢

 団体部門を1位で勝ち抜いたのは、Kumi&Aya(サウナ&スパ カプセルホテル大東洋)だ。

 Kumiは、「自分たちが表現したかった演目を披露することができて、まずは一安心しました」と振り返った。大会への挑戦を「毎回、体力・精神力・時間を削られるもの」と表現しながらも、「それでも、それ以上のやりがいや達成感があります。本番を楽しくできて、伝えたいことが伝えられたことが自信になりました」と手応えを伝える。

 一方、ペアを組むAyaは、かつて世界大会を経験している実力者ゆえの苦悩があった。「一度世界に行っているというプレッシャーに押しつぶされそうだったので、日本選手権に進めることになり一安心です」と明かした。

 2人の視線は、すでに横浜、そしてその先のドイツへと向いている。

「自分たちの伝えたい想いを演目に詰め込んで、もう一度世界大会を目指します!」と意気込むAya。Kumiもまた、「Ayaと上を目指して、お客様も自分たちもハッピーな空間になるように頑張りたい。そして、夫婦揃ってドイツで行われる世界大会を目指します!」と、MADA YAMADA!!との“夫婦世界進出”という壮大な夢を掲げた。

 アウフグースは、音楽に乗せ、タオルで風を操り、光と香りで演出する。高温のサウナ室で15分間、ストーリーを紡ぎながら舞う。肉体的にも精神的にも、高い精神力が必要になる。まさに、汗の結晶だ。

 積み重ねた努力、支えてくれた仲間、そして家族やパートナーへの感謝の思い。6月、スカイスパYOKOHAMA。目の前の人に最高にアツい風を届けたい。その情熱を胸に、世界を目指し再びステージへ立つ。

 ◆アウフグース(Aufguss)とは  ドイツ語で「注ぐ」の意。熱したサウナストーブに水をかけ蒸気を発生させ、アロマを染み込ませた氷などで香りを出し、アウフグースマスターがタオルを使って循環させるパフォーマンス。蒸気によって相対湿度が上がり体感温度が高まることで、発汗や血管拡張を促す。音楽・照明・ストーリー性を取り入れたショーアウフグースもあり、世界大会「Aufguss WM」などの競技大会も開催されている。

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