くにお・とおる、はるか・かなた レジェンド2組が50周年公演 新作ネタで爆笑誘う、後輩にエールも

[ 2020年11月8日 19:12 ]

「酒井くにお・とおる 海原はるか・かなた 芸歴50周年記念公演」に登場した(左から)酒井とおる、酒井くにお、海原かなた、海原はるか
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 コンビ結成50周年を迎えた漫才コンビ「酒井くにお・とおる」、「海原はるか・かなた」のレジェンド2組が8日、大阪・心斎橋の「心斎橋角座」で「酒井くにお・とおる 海原はるか・かなた 芸歴50周年記念公演」を開催した。

 現役最年長の兄弟コンビ「酒井くにお・とおる」の酒井とおる(69)は「2組で楽しくやれました」と満足顔。「海原はるか・かなた」の海原はるか(72)は「50年やってこれて、芸人として幸せです」と感極まり涙した。

 ともに新作ネタを披露。「腰椎圧迫骨折」などで何度も入退院を繰り返した酒井くにお(72)は「いいお客さんだった。お客さんの前でやるのが一番」とニンマリ。弟・とおるが何度もかみ、くにおもセリフを忘れてとおるから耳打ちされるシーンもあったが、普段通りのアドリブで爆笑を誘った。

 海原かなた(72)は、はるかの頭に息を吹きかける」『はげネタ』をスタイル変更。「コロナで、そばから息を吹きかけるのは」と当初は小型扇風機を舞台上に持ちこみ、『はげネタ』を実施したが、「こちらの方がうまく行くから」とセンスで仰ぎ、はるかの前髪を吹き飛ばすギャグで何度も観客の笑いを呼んだ。

 後輩たちもレジェンドをバックアップ。笑福亭松喬(59)、「チキチキジョニー」、「なすなかにし」、かみじょうたけし(42)らが舞台を盛り上げた。また、VTRでは森脇健児(53)、「TKO」木本武宏(49)、「ますだおかだ」、「よゐこ」らがそろって「50周年おめでとうございます」とメッセージを贈った。

 4人は終演後の会見で後輩たちにエール。とおるは「思いついたことをどんどんやるべき」とチャレンジ精神を推奨。くにおは「今の若手は素晴らしい。言うことない。若手に負けないように頑張らないと」。かなたは「一生懸命、真面目にやること。1つのモノを突き詰めて」とアドバイスし「これからも元気で頑張りたい」と次の55周年、60周年に思いを寄せた。はるかは「上を目指すのは簡単ではないけど。(芸人を)続けるには環境と人に巡り合うこと。諦めない心で、納得できる努力をすれば」と後輩に奮起を促した。

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2020年11月8日のニュース