草なぎ剛 コロナ禍の大河撮影の苦労語る、リハでマスク着用「表情が分からない」

[ 2020年11月8日 20:43 ]

草なぎ剛
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 草なぎ剛(46)が8日、パーソナリティーを務めるbay fm「ShinTsuyo POWER SPLASH」(日曜後7・00)に出演し、来年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」(2月14日スタート)の撮影苦労話を語った。

 「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一を主人公に、江戸時代末期を描く作品で、草なぎは江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を演じる。既に撮影に突入しているが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、リハーサルは全員がマスクを着用して行っている。そのため、「顔の表情が分からない。本番にならないと」という。

 現場では、クラスター(感染者集団)を作らないための防御策が徹底されている。「本番前までそれでやっていて、リハーサルでどういう顔しているか監督が分からない。そういう顔をしているんだけど、分からない時は『分からないから言って下さい』って監督が言う」と、情報伝達の手間が1つ増えている現状を明かした。

 撮影が途切れるたびに、すぐにマスクを受け取って再び着けるという。「衛生班みたいな方がいて、マスクだけを渡して取りに行くみたいな感じで。それぞれ役名が書いたビニールの中に入れて」。すると香取慎吾(43)も「人のマスクを素手でさくさく触るものでもないから、そこもちゃんとしなきゃいけないし、大変そうだわ」と驚いていた。

 時代劇は衣装も薄く、寒い季節は体調を崩しやすいという。草なぎも「気を使ってますよ。寒くなってきたから風邪を引かないように」と、健康管理をしていることも明かした。

 早朝の撮影も多い。「『なんでこんなに(早く)…だまされてるんじゃないかな?』というくらい。こんなに早くなくてもいいんじゃないかって」。とはいえ、時代劇は扮装やメイクに時間がかかることは理解している。「時代劇は大変なんだよね。準備がかかるじゃん?かつらを着けるとか、着物を着て」。すると、14年の「新選組!」で大河ドラマ主演を経験した香取も「休憩っていっても、あのままの状態だしね。休憩できない」と納得していた。

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2020年11月8日のニュース