王将戦挑戦者決定リーグ 羽生九段、大笑い 木村九段と「2人で挑決リーグの平均年齢上げましょう」

[ 2020年9月22日 05:30 ]

第70期王将戦 挑戦者決定リーグ

 【全員タイトル経験者!最強対談(4)】将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは22日の藤井聡太2冠(18)―羽生善治九段(49)戦で華々しく幕を開ける。渡辺明王将(36)=名人、棋王含め3冠=への挑戦権を争う7人は今期も棋界を代表するトップ棋士ばかり。激戦を前に対談形式で意気込みを聞いた。第4回は羽生善治九段(49)と木村一基九段(47)。

 ――今期の挑決リーグ出場者中、最年長と2番目。棋士として互いの印象は?

 羽生 大きな実績を残されている方。それ以外にもイベントや解説、後進の育成など幅広く活動されてますね。あと、ファンが凄く多い。

 木村 凄くお世話になっている先輩。研究会でも20年くらいお世話になっています。技術面の他に突き詰めていく姿勢など、得るものが多くて尊敬している先輩です。

  ――一緒に飲みに行くことは?

 羽生 あまりないですね。

 木村 ないですね。

 羽生 酒豪なのは知ってますけど(笑い)。

 木村 強くはないです(苦笑い)。なかなかお誘いしにくい面もありますが、今度ぜひ(笑い)。

 ――その研究会については。

 羽生 元々違うメンバーでやっていたんですが、メンバーが変わる事情があって、木村さんが新たに入った感じ。今はもう、生活サイクルの一つには入ってます。

 木村 仕事上、欠かしてはならないものだと思っています。
 ――いよいよ開幕する挑決リーグ。木村九段は意外にも初出場。

 木村 私は全敗するんじゃないかと(苦笑)。最高のメンバーといわれますが私だけ欠けていると。恥ずかしい気がします。

 羽生 去年も厳しいメンバーでしたが、今年も厳しい。本当に隙がないというか、密度が濃い感じで。

 ――羽生九段はリーグ開幕戦(22日)で藤井聡太2冠(18)と初戦。

 羽生 公式戦は全敗(0勝3敗=未放映対局を除く)してますから大変だと思います。ただ藤井さんがタイトルを獲ってからは初対局。そういう意味では楽しみです。棋譜で見るより実際対戦してみないと分からないところもたくさんある。真剣勝負で対局できるのは非常に勉強になります。

 ――木村九段の初戦(25日)は豊島将之竜王(30)。

 木村 (昨年の)王位戦7番勝負以来。久しぶりな感じがします。豊島さんは叡王戦、竜王戦で体調を整えている中での対局となるのできついだろうな…。

 羽生 2人で挑決リーグの平均年齢をぐっと上げていきましょう(大笑い)。

 木村 10代が入ってますからね(笑い)。

 羽生 リーグは間隔が短いので、リズムをつかんでやっていきたい。楽しみながら結果も残せるように。

 木村 最終一斉対局(11月20日)は解説するものだと思っていたから、指せる立場になれて光栄です。

 ――その最終局は注目の藤井戦。

 木村 えっ…そうですね。全敗しないように(笑い)。
 (構成・我満 晴朗)
 =終わり=

 ◆羽生 善治(はぶ・よしはる)1970年(昭45)9月27日生まれ、埼玉県出身の49歳。二上達也九段門下。85年四段、89年竜王戦でタイトル戦初出場初獲得。以降タイトル獲得は通算99期。永世7冠資格保持者。18年に国民栄誉賞受賞。

 ◆木村 一基(きむら・かずき)1973年(昭48)6月23日生まれ、千葉県出身の47歳。佐瀬勇次名誉九段門下。97年四段、05年竜王戦でタイトル初挑戦、19年王位戦で初タイトル獲得。46歳での初戴冠は史上最年長。愛称は「千駄ケ谷の受け師」。

 ※インタビューはlivedoorNEWSでも掲載

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