小倉智昭氏 岸部四郎さん司会の朝番組「面白かった。私もキャッキャ言って喜んでた」

[ 2020年9月16日 10:43 ]

キャスターの小倉智昭氏
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 ニュースキャスターの小倉智昭氏(73)が16日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)で、8月28日に71歳で亡くなった岸部四郎さんを悼んだ。

 ザ・タイガースのメンバーで俳優としても活躍した岸部さんは、日本テレビ「ルックルックこんにちは」の司会を約14年に渡って担当。小倉氏は「『ルックルック』は沢田亜矢子さんの後に司会をやってね、岸部さん後は(同局の元)アナウンサーの松永(二三男)さんが司会をやるんですが。岸部さんの『ルック』が終わって『とくダネ!』はストしたんですよ」と振り返った。

 「岸部さんの『ルック』ってのはもう…もの凄い強い番組でね。“女ののど自慢”とか名物コーナーもあって面白かったですよ。私も見ていてキャッキャ言って喜んでた時代がありました」と回想。「そういう岸部さんと後になって番組で借金の話をしたりすることがあったんで、ちょっと辛かったですよね。そういう時はね。同じ業界にいて」と“新旧朝の顔”として接した時の複雑だった思いを明かした。

 「ルックルックこんにちは」降板の理由となった自己破産にも触れ、「『ルックルック』であれだけ毎日高視聴率で頑張っているとギャラもどんどん上がっていったんでしょうし。その時に自分の好きなモノを、欲しいモノをありったけ買うという気持ちは分かりますよ」とも。「ただ、それが後になって借金となると、そのころには自分の仕事も細々としてくるっていう悪循環になっちゃうから大変だったと思うよね」と述べた。

 グループサウンズ時代については、「僕はタイガースのステージも知ってますけど。初めはギターとボーカル(が担当)と言っててタンバリンしか持たない。そのうちギターはあまりやらないのかなとバレてましたけどね」とギターは弾けなかったエピソードも紹介。「でも一時代の顔になった人ですよね。惜しいです」と偲んだ。

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