藤井棋聖、最年少2冠王手なるか 王位戦第3局再開 初防衛目指す木村王位の封じ手は「2三歩」

[ 2020年8月5日 09:07 ]

神戸市の中の坊瑞苑で午前9時に再開された第61期王位戦7番勝負第3局2日目。木村一基王位(中)の封じ手の確認を正立会人の淡路仁茂九段(右)から求められる藤井聡太棋聖(左)(提供・日本将棋連盟)
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 将棋の最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)が最年長タイトルホルダーの木村一基王位(47)に挑む第61期王位戦7番勝負第3局が5日、神戸市の中の坊瑞苑(ずいえん)で午前9時に再開された。

 2日制で指される本局。前日に続いてこの目も先に藤井が8時45分に入室し、5分遅れて木村が入った。藤井はのどが乾くのか、対局再開まで何度もお茶を口にしていた。

 4日の1日目は木村が46手目を封じていた。対局再開を前に正立会人の淡路仁茂九段が開封して読み上げた封じ手は、[後]2三歩だった。

 藤井の連勝で迎えた本局。藤井が勝てば2冠へ王手がかかる一方、前期に46歳で悲願の初タイトルを手にした木村は、初防衛を目指す上でも負けられないところ。

 1日目は持ち時間各8時間のうち木村が3時間34分、藤井が4時間12分を消費。本日夜までの終局が見込まれている。

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