清原和博氏 薬物の怖さ吐露「どんなつらさにも痛さにも耐えてきた。唯一負けたのが薬」

[ 2020年7月8日 13:46 ]

清原和博氏
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 元プロ野球選手、清原和博氏(52)が7日深夜放送のフジテレビ「石橋、薪を焚べる」(火曜深夜0・25)にゲスト出演。2016年に覚醒剤取締法違反で逮捕され、今年6月15日に執行猶予が満了してから初めての地上波テレビ番組出演を果たした。

 MCの「とんねるず」石橋貴明(58)が「野球に愛され、スター中のスターの道を歩んでいた男が野球をやめてしまおうとまで思ってしまうことを起こしてしまって…、苦しさはたぶんキヨさんしか分からないと思う」と言うと、清原氏は「やっぱりその…そういうものに出合ってしまったっていうのもありますし…」と唇をかみしめた。石橋の「なんでそんなものに手を出してしまった?」という“直球”には、「ヒザのリハビリから解放されるじゃないですか。そうすると、時間ができて、でも自分のやりたいことが見つからなくて、夜な夜な出歩くようになって、そういうところでついやってしまった」と振り返った。

 石橋が「本当に野球が大好きで、野球小僧が大きくなっちゃったんだなって…。事件を最初知った時は驚いた」と言うと、「野球ばっかりやってきて、ポッカリ穴が開いてしまったんですね。自分、これからどうやって生きていけばいいのかっていう感じで。最初、仲間の集まりで軽いノリやったんですよ。でも1回やったら終わり。自分はある程度、意志が強い人間だと思っていた。どんな苦しさにも耐えてきたし、痛さにも耐えてきたし、そんなもんに負けるはずがないと思ってたんですけど、唯一負けたのが薬でしたね。恐ろしいです。完全に人間じゃなくなります。使うことが1番に来る。2番目に自分の大切なこと。最初、1番下にいるんですよ。どんどん(優先順位が)上がってくる」と、実体験をもとに薬物の怖さをしみじみと語った。

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2020年7月8日のニュース